大野side
______________________________
マネージャーの車に乗って、まずは嵐にしやがれの収録。
車に揺られるとすぐ眠くなるから、テレビ局につくまで少し寝ることにした。
マネ)大野さん、着きましたよ?
智)ん...
目をこすりながら車を降りて大きく伸びをする。
「おはよーございまーす」
後ろからいつもの聞きなれた声が聞こえて振り向いた。
智)お、おはよ
和)また寝てたんすか
こいつほんとに芸能人か?
疑いたくなるほど地味な服に帽子にマスク。
まぁ俺も人の事言えねぇけど…
智)眠いじゃん
和)まぁいいや。行きますよ、おじさん
智)おじさんじゃなくてお兄さんな??
和)はいはい (笑)
二人で楽屋に向かうと、もう三人とも勢揃いしていた。
翔)おはよー
潤)はよ
雅)おっは〜
さぁ、今日も一日頑張ろっと。
______________________________
翔)さぁ始まりました嵐にしやがれ〜
カメラに抜かれてニノとポーズを取る。
デスマッチのクイズに悪戦苦闘して、みんなのロケをVTRで見て収録が終わった。
スタッフに挨拶をして、スタジオを出た。
(パタン)
と楽屋のドアが閉まるとみんなスイッチOFF。
翔)あー疲れた
潤)なんか今日疲れたね〜
翔)久しぶりだったからじゃない?
潤)あ、そうか
楽屋に入ってスマホを取ると一件のラインが入っていた。
あなた )" お疲れ様! 今日、晩御飯家で食べる? "
思わずふふっと笑がこぼれる。
すると、いつもは早く帰るはずのニノがスマホを除いてきた。
和)ふーん、ラブラブっすねぇ (笑)
そのニノの一声でみんな集まってくる。
雅)リーダーいいなぁ〜(ニヤニヤ)
翔)健気ですな〜(ニヤニヤ)
すると、松潤が俺のスマホを奪って勝手に操作しだした。
潤)「家で食べるよ」っと...送信っ♪
智)あ、ちょ!何してんだよ!
潤)嘘だってば〜 (笑)
まぁ、家で食べるからいいんだけど...
そう思ってあなたにラインを返した。
すぐ既読がついて返信が来る。
あなた)" 了解!今日はハンバーグです! "
和)あっ、ハンバーグだって〜
雅)あなたちゃんのハンバーグ美味しいんだよね〜♪
潤)リーダーん家行こうかな…(((ボソッ)
松潤聞こえてるぞ←
和)リーダーの家行こーっと
智)はぁ!?
冗談だろおい
雅)あ!俺も行きたーい!!
潤)俺も俺も
なんだよみんな便乗しだして!
智)来るなバカ!
和)いーじゃないですか別にー
雅)とりあえずあなたちゃんに聞いてみてよ
あなたに言ったら99%良いって言うに決まってんだろ...
案の定あなたから許しを得た
和)ほら言った
潤)行こ〜
雅)しょーちゃんは??
翔)俺まだ仕事あるんだよ〜(泣)
翔くんとお別れして4人でマネージャーの車に乗りこんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。