第14話

幼い大人達
389
2024/02/04 20:00


【カァーカァーカァー】(カラスがなく

(なまえ)
あなた
.....
神代類
神代類
おや,今日はやけにカラスが鳴いているね。
天馬司
天馬司
な,なんだか不吉なことが起きそうだな..!
(なまえ)
あなた
だから司君,....
それフラグだって......


でも確かに....
なんだか胸騒ぎがしてやまない(それもフラグ


......声は聞こえてこないし...
事件では...ない...?



であれば,何か厄介なことが起きs....




【ガラガラガッシャーン!!】(窓が割れる



天馬司
天馬司
!?あなた!
俺の後ろに隠れといてくれ!!
神代類
神代類
....いや,その必要はないだろう。
なんせ......
(なまえ)
あなた
この登場の仕方は......
稲田リヒト
稲田リヒト
あなたさーーーーーーーーん!!!!


【ドドドドドドド】


[バッ](類が前に出る

稲田リヒト
稲田リヒト
グヘッ!
アタタタタタタ....
ちょっと類さん!何邪魔するんすか!
神代類
神代類
邪魔だなんて人聞きが悪いなぁ〜
僕はただ......
ネズミ駆除をしていただけさ!
稲田リヒト
稲田リヒト
えぇ〜
だからそのネズミって俺のことでしょ〜?
神代類
神代類
おや,分かっていたのだね。
天馬司
天馬司
おい,リヒト!
なんでいつも窓から入ってくるんだ!
もっと安全な場所から入ってこないか?!
稲田リヒト
稲田リヒト
そんじゃ,例えば何処とかっすか??
天馬司
天馬司
窓みたいにガラスがないところとかだな....
屋根の上とかはどうだ?!
(なまえ)
あなた
いやぁ.....
僕的には落っこちてこられるのも嫌だなぁ......


【ガチャッ】

柴田理音
柴田理音
おい,リヒト。
そろそろ普通にドアからはれよ。
そんなんだといつかあなたさんに
嫌われんぞ
境島優斗
境島優斗
...理音,リヒトはそんなすぐに嫌われるような人じゃないよ。
(なまえ)
あなた
ッ,優斗....!!
元気だった..?いや,ちょっと怪我してるね...
(なまえ)
あなた
こっちおいで。
手当てしてあげる。
境島優斗
境島優斗
...いや,大丈夫です...。
それにそろそろ握ってる手
退けてもらえないですか?
(なまえ)
あなた
えっ,もしかして優斗,.....
反抗期....?!
そっかぁ...優斗もそんな時期なんだ....
柴田理音
柴田理音
いや....
優斗はあなたさんに対して
いつもこんな感じだった気が....
稲田リヒト
稲田リヒト
おい!優斗!
あなたさん泣かせてんじゃねぇ!
(なまえ)
あなた
いや,泣いてないし....
それにリヒト,あんまり優斗に
怒鳴んないで。(真顔
稲田リヒト
稲田リヒト
エッ!
あなたさん辛辣ゥゥ
酷い!!
境島優斗
境島優斗
...あなたさん,リヒトを虐めないでください
(なまえ)
あなた
あぁ,...
ごめんね?不安にさせちゃったんだね....
 
柴田理音
柴田理音
なんだろう。なんかこの虚しい三角関係は。
天馬司
天馬司
...いや,アレはそういうのではない。
ただ....あなたは『投影』しているだけなんだ
柴田理音
柴田理音
...?それはどう言う.....
神代類
神代類
それにね,あなたにまだ恋は早いだろう?
フフフッ僕は許さないからねぇ
柴田理音
柴田理音
(ゾワッ)おぉ,.....
こりゃもっといそうだなあなたさんには..(ボソッ


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【マウススピリット】



序列_________28位


霊能力,
霊のいずれの念も聞き取ることが出来,場合によっては心の許した相手にだけ自身の身体に憑依させることが可能。

『霊力の天才』  

名探偵,稲田リヒト。(16歳



リヒトの幼馴染兼良き理解者 
 
記録者,柴田理音。(16歳



リヒトを慕い,無茶して怪我ばかりする  

記録者,境島優斗。(15歳


幼い,『が』もう子供でもない。 
未熟なスリーマンセル



世間から溢れ落ち,親から見捨てられた,また社会復帰をしきれなかった人達が多く集まるニューサンス街に事務所を構える。



『この世に邪魔者なんて1人もいない。』
その意味を世間大人達に見せしめる為,

今日もつたない手で暗闇に手を伸ばす



自分自身が望んだ未来を掴む為。


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(なまえ)
あなた
...それで一体今日はどうしたの...?
稲田リヒト
稲田リヒト
にっひひひひ!
さて,あなたさんはどう思います??
(なまえ)
あなた
...事件,...
ではなさそうだね.....
(なまえ)
あなた
つまり.....


僕が少し眉を顰めながらリヒトの方を見ると


大正解だとでも言いたげに
怪しい笑みを浮かべていた。

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