第51話

episode50
2,044
2020/10/13 13:52

あなた「いただきますっ」
優「あつっ‼︎」
あなた「ちゃんと冷まし?笑 ん、おいしい!ひさびさやわ。」
優「俺もです笑」
あなた「あんま食べにいく時間なかったしな。ちょっとドリンクバー行ってくるわ。なんか取ってこよか??」
優「あっ、じゃあなんかてきとーに、笑」
あなた「はーい笑」


あなたちゃんと2人って、

なんか緊張する。



…けど、

すげー嬉しい。




最近は、

距離もどんどん近くなって。








あなたちゃんが、

今どう思ってるのかはわからないけど、


俺らてきにはHiHi Jetsに来て欲しいと思ってるし、

あなたちゃんは、今の俺らに必要だと思う。





だけど、

今日、フライングしたとき、



あなたちゃんは、見学席の方見て

すごい嬉しそうに笑ってた。



…それ見たら、

こんなこと言ってたらダメなのかなって。







" HiHiにあなた入るのかな?"




あ、後ろ、

ファンの子かな、




" 今年作間くん入ったばっかじゃん。さすがに…"
" ほんとそれ。てかなんで関西から?意味わかんない。"
" 女子いる?笑 ひとりめっちゃ息あがってるし。体力の差えぐいじゃん。邪魔だよね普通に。まあ、キンプリの子みたいに頑張ってないよりいいけどさ "



…っ、



あなたちゃん、聞こえてないといいけど。








あなた「…おまたせっ、」

小さい声で、そう言って、

そっとテーブルにコップを置くあなたちゃん。






あなた「やっぱちかくやとファンの方おるね、笑」
優「っ…」


聞こえてたか…






" はぁー、、まじで嫌だ。関西いてもなんか干されてたんだから、さっさと辞めればよかったのに。"
優「ちょっ、」
あなた「優斗、だめ。…大丈夫やから。ね?」



俺は、

思わず立ち上がりそうになった。



…なにやってんだろ、
あなた「慣れてるから。大丈夫。…もっと頑張らなあかんな、笑」




慣れてるって…

今までも、


こんなこと言われてきたのかな。


優「あなたちゃんは十分頑張ってますよ…」
あなた「みんなより体力もたんのはほんまやし。…はぁ、男子に生まれたかったわ、笑」
優「っ… あんま無理しないでね。」
あなた「ありがと。」


少し悲しそうな表情を浮かべ


メロンソーダを少し飲むあなたちゃん。


こんな顔、させたくなかったな…






" でも、ローラーうまかったよね。 "
あなた「っ、!」
" まあね、技術はある。かわいいし。"
" めちゃくちゃ顔ちっちゃかったね。まつげ長いし、二重幅理想すぎない?"
優「だって笑」

顔を真っ赤にして、

下を向くあなたちゃん。




あなた「恥ずい、笑」
優「あなたちゃんかわいい笑笑」
あなた「っ/// …リア恋爆モテキャッチャーおそろしいわ、」
優「えっ、//」
あなた「何照れてるんそっちまで、笑」


そう言って、

にやっと笑うあなたちゃん。




優「だって、、」
あなた「かわいいなぁ笑笑」
優「やめてくだいよ!笑笑」
あなた「てかさっきから思っててんけどさ、なんでたまに敬語なるん笑笑」
優「慣れなくて、笑」
あなた「はよ慣れて~」
優「はい笑」



…よかった。

あなたちゃん笑ってくれて。




やっぱり、

一緒にやりたいな…









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