あなた「いただきますっ」
優「あつっ‼︎」
あなた「ちゃんと冷まし?笑 ん、おいしい!ひさびさやわ。」
優「俺もです笑」
あなた「あんま食べにいく時間なかったしな。ちょっとドリンクバー行ってくるわ。なんか取ってこよか??」
優「あっ、じゃあなんかてきとーに、笑」
あなた「はーい笑」
あなたちゃんと2人って、
なんか緊張する。
…けど、
すげー嬉しい。
最近は、
距離もどんどん近くなって。
あなたちゃんが、
今どう思ってるのかはわからないけど、
俺らてきにはHiHi Jetsに来て欲しいと思ってるし、
あなたちゃんは、今の俺らに必要だと思う。
だけど、
今日、フライングしたとき、
あなたちゃんは、見学席の方見て
すごい嬉しそうに笑ってた。
…それ見たら、
こんなこと言ってたらダメなのかなって。
" HiHiにあなた入るのかな?"
あ、後ろ、
ファンの子かな、
" 今年作間くん入ったばっかじゃん。さすがに…"
" ほんとそれ。てかなんで関西から?意味わかんない。"
" 女子いる?笑 ひとりめっちゃ息あがってるし。体力の差えぐいじゃん。邪魔だよね普通に。まあ、キンプリの子みたいに頑張ってないよりいいけどさ "
…っ、
あなたちゃん、聞こえてないといいけど。
あなた「…おまたせっ、」
小さい声で、そう言って、
そっとテーブルにコップを置くあなたちゃん。
あなた「やっぱちかくやとファンの方おるね、笑」
優「っ…」
聞こえてたか…
" はぁー、、まじで嫌だ。関西いてもなんか干されてたんだから、さっさと辞めればよかったのに。"
優「ちょっ、」
あなた「優斗、だめ。…大丈夫やから。ね?」
俺は、
思わず立ち上がりそうになった。
…なにやってんだろ、
あなた「慣れてるから。大丈夫。…もっと頑張らなあかんな、笑」
慣れてるって…
今までも、
こんなこと言われてきたのかな。
優「あなたちゃんは十分頑張ってますよ…」
あなた「みんなより体力もたんのはほんまやし。…はぁ、男子に生まれたかったわ、笑」
優「っ… あんま無理しないでね。」
あなた「ありがと。」
少し悲しそうな表情を浮かべ
メロンソーダを少し飲むあなたちゃん。
こんな顔、させたくなかったな…
" でも、ローラーうまかったよね。 "
あなた「っ、!」
" まあね、技術はある。かわいいし。"
" めちゃくちゃ顔ちっちゃかったね。まつげ長いし、二重幅理想すぎない?"
優「だって笑」
顔を真っ赤にして、
下を向くあなたちゃん。
あなた「恥ずい、笑」
優「あなたちゃんかわいい笑笑」
あなた「っ/// …リア恋爆モテキャッチャーおそろしいわ、」
優「えっ、//」
あなた「何照れてるんそっちまで、笑」
そう言って、
にやっと笑うあなたちゃん。
優「だって、、」
あなた「かわいいなぁ笑笑」
優「やめてくだいよ!笑笑」
あなた「てかさっきから思っててんけどさ、なんでたまに敬語なるん笑笑」
優「慣れなくて、笑」
あなた「はよ慣れて~」
優「はい笑」
…よかった。
あなたちゃん笑ってくれて。
やっぱり、
一緒にやりたいな…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。