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第10話

8話(日記)
279
2020/05/29 02:59
桃の日記


4月6日
莉犬と初めてデートをした。
駅前に7時に待ち合わせ。
楽しみすぎて早く着いてしまった。
夜だけど駅前だからか人は多かった
でも
すぐに君を見つけた
あの綺麗な赤色の髪が風に揺れた瞬間、胸が高なった。
その時、自分の中に覚悟のようなものが生まれた。
どんな障害があろうと関係ない。
俺はこの恋を成就させてみせる、と

おれたちは駅前の有名な料理店に行った。
この町にきて5年も経つが、1度も行ったことがなかった。
彼も初めて来たと言っていた。が、すぐに『忘れてるだけかもしれないけど』とも言った。

席について、料理を待ってる間いろんな話をした
彼の趣味は海に行くこと、泳ぐためではなく見るために『何も考えなくていいから』と言うから同意した。

莉犬と初めてデートをした。
駅前に7時に待ち合わせ。
楽しみすぎて早く着いてしまった。
夜だけど駅前だからか人は多かった
でも
すぐに君を見つけた
あの綺麗な赤色の髪が風に揺れた瞬間、胸が高なった。
その時、自分の中に覚悟のようなものが生まれた。
どんな障害があろうと関係ない。
俺はこの恋を成就させてみせる、と

おれたちは駅前の有名な料理店に行った。
この町にきて5年も経つが、1度も行ったことがなかった。
彼も初めて来たと言っていた。が、すぐに『忘れてるだけかもしれないけど』とも言った。

席について、料理を待ってる間いろんな話をした
彼の趣味は海に行くこと、泳ぐためではなく見るために『何も考えなくていいから』と言うから同意した。

人付き合いが苦手で、生きづらさを感じては海に行って波の音を聞くらしい

下を向きながら少し苦しそうに『まぁ、この見た目だからね』と言った。
彼はその容姿がきらいなのだろう、でも、俺はその燃えるように赤い髪も、紫と黄色のオッドアイもキラキラと光って見えた。

哀しそうな顔をしているのが見え、またそれを無意識に隠そうとしてるのもわかった。
彼の苦しみを全て拭ってあげたいと思った。

初めて食べたそこの料理は、最高だった。
彼は言った。
『何かを食べてこんなに感動したの、はじめてかもしれない』と。

本当に楽しかった。
莉犬、ありがとう。

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