もう一つの写真を見た。
その写真は、兄妹三人で並んでいた。
その写真の裏には、
『きさらぎあかね』と書いてあった。
確証は持てないけど、
面影があるような気がする。
もう二人は、ママの姉弟なのか。
イミゴがポツリと呟いた。
そこまで言って、イミゴが頭を横に振った。
それもそう、なのか?
再びタイムカプセルに視線を戻す。
探ってみたが、形代は無かった。
すると、イミゴが落ち着かない様子で
辺りを見渡している。
別に嫌な予感なんて感じないけど。
そう言われても分からん。
タイムカプセルに視線を向けた。
僕は首を傾げた。
賽銭箱のところに行くと、さとみさんが居た。
ホントに意味深過ぎる……。
僕は手水舎に行き、アイツらに聞いた。
二人が嘘をついてるようには見えなかった。
イミゴは誰かが迷い込むのをわかっていたような事を口にしていた。
一体どういうことだろうか。
先程まで静かに聞いていたイミゴが口を挟む。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。