第12話

昼下がり
608
2021/07/29 13:03 更新
私は見てしまった。
温真くんが田中さんと話しているところを____
これが嫉妬なのかな…?
なんだかモヤモヤが止まらないし、不安でしょうがない。
温真
温真
恵奈ちゃん。
急に後ろから温真くんの声が聞こえた。
恵奈
恵奈
どどどっ、どうしたの?
緊張した様子で答えると、温真くんは心配そうな顔になって言った。
温真
温真
失礼かも知れないけど…
なんか悩みがあったら聞くよ。



…温真くんは今まで見てきたこと、などと私のいじめに関することを伝えてくれた。
恵奈
恵奈
___ありがとう。
私、あまり人に心配されることは無かったから嬉しい。
まだモヤモヤしている心を隠して、お礼を言った。
恵奈
恵奈
でも今はあまりないから、大丈夫。
時計を見れば、もう12時になっていた。
クラスメイト4
クラスメイト4
あれっ、もう12時じゃん。
クラスメイト2
クラスメイト2
本当だ。
クラスメイト3
クラスメイト3
誰かいいお店知ってる人いない?
周りもそう言う雰囲気だ。
留衣
留衣
皆っ、一旦静かに!
田中さんの声で、全員が振り向いた。
留衣
留衣
食事は今から友達同士とかで行って。
12:50にはここに集合ってことで。
そして、皆は色々な店へ向かった。
私は1人になってしまって、田中さんと一緒に行こうとも思ったが、もう既に別の人と行っていた。
恵奈
恵奈
どうしよう…
私が1人で戸惑っていると、温真くんが一言。
温真
温真
一緒に食べる?
恵奈
恵奈
えっ____?
信じられなかった。
好きな人に誘われるなんて。
私はドキドキしながら、答えた。
恵奈
恵奈
はい。

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