私は見てしまった。
温真くんが田中さんと話しているところを____
これが嫉妬なのかな…?
なんだかモヤモヤが止まらないし、不安でしょうがない。
急に後ろから温真くんの声が聞こえた。
緊張した様子で答えると、温真くんは心配そうな顔になって言った。
…温真くんは今まで見てきたこと、などと私のいじめに関することを伝えてくれた。
まだモヤモヤしている心を隠して、お礼を言った。
時計を見れば、もう12時になっていた。
周りもそう言う雰囲気だ。
田中さんの声で、全員が振り向いた。
そして、皆は色々な店へ向かった。
私は1人になってしまって、田中さんと一緒に行こうとも思ったが、もう既に別の人と行っていた。
私が1人で戸惑っていると、温真くんが一言。
信じられなかった。
好きな人に誘われるなんて。
私はドキドキしながら、答えた。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。