第11話

温真side2
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2021/11/07 08:32 更新
恵奈
恵奈
温真くん、ごめん!
立ち上がって話そうと思ったが結構ひざが痛く、立ちにくかった。
温真
温真
いててて…
クラスメイト3
クラスメイト3
温真くん大丈夫⁉︎
温真
温真
う、うん…ありがとう…
ふと後ろを振り向くと、電柱の影である2人の女子が恵奈ちゃんの方を見て笑っていた。
今恵奈ちゃんは別の女子と話しているので気づいていないらしい。
いじめっ子B
いじめっ子B
マジウケるw
肩がぶつかったくらいで倒れるとかヤバw
いじめっ子A
いじめっ子A
それな⁉︎
今度は何するー?
温真
温真
ちょっと、やめろよ!
あまりの怒りに、僕はそのいじめっ子2人に怒鳴った。
いじめっ子A
いじめっ子A
は?なんなの、アンタ。
あの地味恵奈なんか庇ってー
いじめっ子B
いじめっ子B
もしかして地味恵奈のこと好きわけー?w
温真
温真
はぁっ⁉︎
地味恵奈…?
恵奈ちゃんのあだ名なのか__?
温真
温真
もういい加減そんなことやめろよ!









分かってた。
恵奈ちゃんがいじめられている事は。
恵奈ちゃんが転んだ時は、カバンにカッターで切った様な切り口がついていたし、少しチャックが空いて中が見えていたが、紙屑でパンパンになっていた。
そして別の日の昼休みでは、紫髪の奴と金髪の奴に悪口言われてた。
先生は見て見ぬふりで、机をよく見ると、落書きで黒く埋め尽くされていた。
でも、怖くて__そういう自分が情けなくて____結局、何も出来なかった。
留衣
留衣
どっ、どうしたの⁉︎
いつのまにか、田中 留衣さんが目の前に立っていた。
あまり話した事はない。
いじめっ子A
いじめっ子A
うわっ、出たよ。
真面目女!
紫髪が声を荒げる。
相変わらずの口の悪さだ。
留衣
留衣
は?何言ってんの?
留衣
留衣
本当に呆れる。
もうそういうのやめてって言ったよね。



結局は留衣さんが止めてくれて、いじめっ子2人は別行動することになった。
温真
温真
あ、ありがと。
留衣
留衣
ううん、大丈夫だよ。
僕は殆ど何も出来なかったが、恵奈ちゃん、これで少しは楽になるかな。

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