第4話

4
241
2024/05/03 19:31
、、。どうしよう何を話したらいいのか分からない

そんな時に口を開いたのは末澤さんだった

誠「そういえば"末澤さん"呼びじゃなくてええんやで?」

「えっ、でも先輩ですし、。」

誠「そんなん関係なく"誠也"って呼んで欲しいねん!なんか堅苦しいやん?」

「呼び捨ては難易度が高すぎます!それなら、
せ、誠也くんでどうですか?」

誠「"今は"それでええわ」

誠「勘弁したる」


"勘弁したる"って、、持たないですよ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

誠也くんに家まで送って貰った
そして、案外帰る時間があっという間だった

「あっ、家ここです」

誠「そうなん!?なんかあっという間やったわ」
「ほな、またな!」

誠也くんの背中が遠くなっていく



「誠也くん!!!」



私は勇気を出してみようと思った



誠「ん?どうしたん?」

「また、あ、会えますか?」

誠「おん、会お。また一緒に帰ろな」





誠也くんはそう言って手を振る

私も直ぐに手を振り返した

誠也くんのその背中が見えなくなるまで

プリ小説オーディオドラマ