ホテルを出て、足早に会場に到着。
すでにスタッフさんたちが、準備を進めていた。
東京公演初日。
今日から、憧れだったドームの舞台に3日間立つ。
だからこそ、来てくれた人たちに最高のものを届けたい。
今までの練習の軸になっていた想いが、
ここに来て一気に溢れてくる。
そっと胸に手を当てて、心臓の音に耳を澄ませる。
やれることは全部やった。
あとは、本番で全てをぶつけるだけ_______________!!
本番まで、あと5時間。リハーサルが終了した。
シャワーを浴びて、ケータリングでお昼ごはん。
夜6時からのライブに備えて、体力を回復させなきゃ。
私流のケータリングルールその1。
無理をしてまで、その場所のものは食べないこと。
変に食べて体調を崩すよりは、慣れ親しんだものを食べる。
私流のケータリングルールその2。
食べたい量だけ食べる。
公演時間が近い時にはちょっとしか食べないけど、
今日みたいな日にはたくさん食べる。
そして、私流のケータリングルールその3。
食べたいものは、やっぱり食べる!
昼食を食べ終えると、少しのフリータイム。
メイクをしたり、着替えたり、場内を歩いたり。
メイクもバッチリで、私はこのまま外へ。
今日は風が強くないから、メイクさんも許可してくれた。
今日のライブを見るために来た、お客さんを観察。
満面の笑みで開場を待つ人もいれば、
涙ぐみながら列に並ぶ人もいる。
「来てよかった」って思ってもらいたいな。
だから、思いっきり頑張ろう!
気合を入れ直すと、目を閉じて深呼吸をした。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!