もっと、ボクを頼ってよ
犯人も分からないイジメが起きるこの教室には
ボクしか信じれる人はいないでしょ?
いつもみたいに一緒に帰ってた。
君にはボクしか友達がいないから、、
そう言って、君は、、、
踏切の下りた線路に飛び込んだ。
目の前に赤い液体が飛び散った。
ボクが頼りなかった……?
いや、違う………。
あなたの下の名前は、気づいてたんだ。
ボクが全部悪いって………。
…ボクがあなたの下の名前を殺したんだ………。
大丈夫なんかじゃない。
“バイバイ”
そうしてボクは、
線路へと飛び込み、その後のボクの意識は途絶えた。
でも、意識が消える最期まで、
ボクは、電車によって壊された
あなたの下の名前だったものと、
あなたの下の名前から吹き出た赤い液体が、
ずっと頭から離れなかった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!