彩side
私は大急ぎで秀明に向かい、何とか間に合ったんだ…ハアハアゼイゼイ
そして休み時間になった瞬間教室を出て、カフェテリアまで走って行くとそこにはもう若武を除く5人が座っていた
私がそう言うと、上杉君は呆れたように笑う
黒木くんに言われて翼は頷く
私はこの時間が結構すき
色んなことが知れるし、新しい知識も増えるから
えぇ!わたし…!?
私は皆とは違って毎日秀明と学校と家を往復してるだけだからそんなに言うことがないんだよね…
いちおう日頃から気になったこととか漢字、語句のこととかはまとめたりしているんだけど、あいにく今日はそのストックがゼロ
突然だったし、ストックもないから転校生のことについて話そう…
私がそう言うと、忍もあっ!という顔をしていた
どうやら忍も話そうと思っていたらしい
心の中で忍に謝りながら私は続ける
翼が少し悔しそうに言うと、忍がこんなことを言い出した
翼にそう言われて、忍は嬉しそうに頷く











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。