その後私は部屋に戻った
あの磁石暴発男が…
死ぬかと思った…
命がいくらあっても足りない
ただゲーム内で死んでも現実では死なないらしい
殴られたとしても痛いものは痛い
精神的にくるやつだな
エダの声がした
私がそういうとエダが部屋に入ってきた
エミールさんを連れて
ミジャーとは私の実験対象のときの名前だ
なぜミジャーなのかはわからないが精神病院の主の趣味とかなんとかいっていた
エミールさんの顔が少し明るくなったような気がした
なんとも微笑ましい光景だ
ふたりとも動揺しているようだ
これは確定だろう
隠れてこのカップルをみるのも悪くないかもしれない
試合の時間は決まっている
その後エダはエミールを連れて部屋から出ていった
エミールが部屋から出る時に手をふってくれた
一気に静かになった
今日はもう試合は入っていない
何をしようか…と考えていると扉がノックされた
私がそう答えると誰かが入ってきた
出っ歯さんだった
図星らしい
黙り込んでしまった
私が近くにあった椅子を薦めると案外大人しく従った
何処かで聞いた気がするが気のせいだろう
初日以外に顔をあわせたことがなかったため、何故フレディさんが私の部屋に来たのか見当もつかなかった
いや…少しばかりは心当たりがあったが…
なかなか喋らねぇなこいつ
意外だった
いや…予想通りだったのかもしれない
私は含みがある笑いをしながらそう言った
実際のところ最初の自己紹介の後、気になっていろいろ調べたらいろいろ出てきたのだが…
教える義理はない
ただ…このネタで脅すのも面白いかもしれないな…
そんなことを考えているとといきなりフレディさんが立ち上がった
頭は悪くないようだ
フレディさんは大人しく席についた
やっぱりか…
過去のことを知られたら嫌がらせを受けるか軽蔑ぐらいはされるだろうからな
ただでそんな約束をしてやるものか
出来れば早くでていって欲しい…
驚いた…
お礼が言えたのかこの人
バタンという音と共に扉が閉じられた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。