なんやかんやで二人で装飾品店へやってきた.
鹿野院様はニコニコとしながら,
私に何かあげようと色々な商品を見ている.
ヤバい…,
どういうのがいいのか分からない.
どれも素敵なアクセサリーだし,
どれも高価そう….
正直私みたいな人に似合わないんじゃないかな….
鹿野院様は私の話を聞かずに,
アクセサリーを取って購入してしまう.
いやいや…,
はいこれ,…じゃなくて… !!
こんな物いただけない.
大して関係が深いわけじゃないのに…。
そういうと,
鹿野院様は笑顔を保ったまま,
ピタッと固まる.
口を開いた時には,
彼は真剣そうな顔をしており,
じっと私を見つめていた.
それもそうだ.
何も言い返せない.
でも,だからと言って受け取るのは
違うのではないだろうか.
ニコニコとした顔で ,
思い出すように顎に手を当てる.
優しいそよ風が,
桃色の花弁を乗せて運ばれてくる.
彼は申し訳なさそうに笑った.
私は何も言えなかった.
彼の手には私に贈ろうとしていたであろう
装飾品が乗せられており,
差し出すようにこちらに向けている.
私は悩んだ.
この人は私を探っている.
仲を深めるのは危険だ.
… でも,彼ならば,分かってくれるのかもしれない.
鳥が羽ばたき,風が少し強く吹いた頃,
私はそれを受け取ることにした.
私の頬の隣にキラキラと綺麗な耳飾りが付けられた.
お久しぶりです.
勉強辛いです😭
現実逃避にこんにちはしました👊














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。