📻…
今日一日の感想を言った
ハイテンションで日暮さんが言う
毎晩こうして無線で2人話すのが日課だ
シンプルに楽しいし、こうやって関わってくれる人がいると心底落ち着く
そういうもんなのか、心の中でつっこむ
確かに
水魔法も水の勢いで、炎魔法も炎の勢いで、電気魔法だって、すぐいなくなるから電流の速さで行ってるのかもしれない
なんだその名言
真夜中にも関わらず無線越しからでも大きく元気な声が聞こえてくる
この人朝も夜も元気だし…朝型なの?夜型なの?一日型?
自分でも意味の分からない単語が出てきたところで無線からまた元気な声が聞こえてきた
そう
ここに来て1週間が経つ丁度明日、いよいよ私の初めての魔法少女としてみんなと同じ戦闘に立つのだ
正直かなり不安、というか不安しかない
そもそもモンスターってどれくらい大っきいの?
どんなヤツらかは知ってるけどどんな攻撃とかは種類によって違うから立ち会わないとまだ分からない
それに、実際に遭遇するだけでも怖さとかで動けなくなるかも…
想像するだけで怖い
みんなの足を引っ張りたくないし、私のせいで怪我させたくないし、
そのせいでただでさえまだ距離感掴めてないのに嫌われたらどうしよう……
魔法も分からない、戦い方も知らない、そんな私に何が出来る?
こんな私に……
ビリビリっという音が聞こえた
変身したのかな?わざわざ
でも…
その声が暖かくて、言葉が嬉しくて、
ちょっとだけ前向きになれて、そのまま2人で寝落ちした
そして、翌日
運命の固有魔法診断
これで私の固有魔法が分かる
先生もいる、同じクラスの2人も見てくれてる
だけど……
声を上げたのは八雲さんだった
淡々としているのにしっかりした声
どうして八雲さんが言ってくれたのか分からないけど、
その声でやっと前へ進めた
*:゚ 。.☆⋆ . * ☽ * . ⋆
この緊張した場には合わないキラキラした音楽が流れはじめた
『アナタの固有魔法は……』
『、〇△□✕%※██████』
ブーブーッ
そこに表示されたのは
『ERROR』
つまり分からないらしい
そんな事あるの??
ERRORっていう魔法とかじゃ…いやそんな訳ないよな
カチャカチャカチャカチャ…
先生がすごい勢いでPCをいじってる
あんなに取り乱してるのは初めて見た
いや、これは声をかけない方が良さそう
🚨🚨🚨🚨🚨🚨
モンスター発生のアラーム
なんで、?この時間はいつも鳴らないはず
先輩達も駆けつけてた
そしてもう魔法少女姿である
やっぱり初めてのケースなんだ
カチャカチャカチャカチャ…
先生はまだPCとにらめっこしてた
バンッッ
先生が強い台パンをした
その場にいた全員が驚いた
深い深呼吸をする
私も!?
でも、固有魔法分からなかったし迷惑をかける気しかしない
しかもこんな異常事態の時に
なんで!?
ちょっとそれは無理やり過ぎない…!?
絶対もっと他にやり方あると思う…
なんで言い切れるの……
日暮さんが八雲さんに飛びつく
すぐふりはらわれた
・.。*・.。*
・.。*・.。*


























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。