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第22話

合宿13(少し長いです)
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2020/12/10 14:37 更新
花宮side


伊月「どうゆうこと?」

花宮「あとで聞こうと思ってるが、正直霧崎にきた意味が俺にはわからねぇ。
元々、俺と今吉さんと佐野は同中で、佐野は今吉さんと気が合いすぎんだよ
だから、あの2人を揃えて仕舞えば最強ってわけだ。
しかも霧崎のメンバーで、だからな」

木吉「花宮がそこまで嫌がるってことは相当なんだろーな」

リコ「で、花宮くん。そのくじ、どことだったの?」


さっき俺が引いてきたくじ…

俺はそのクジを見せた。


花宮「ってゆうことでみなさん頑張っていきましょう!」


霧崎第一と、大坪さん率いる陽泉とだった。


黒子「やっぱり猫被りは気持ち悪いですね」

火神「ストレートにいいすぎだろ」


あっちはどんなかんじでくるのか






ふはっ、どんな手でも負ける気はねえけどな



佐野side


佐野「今吉さん、どーゆうのでいく?」

今吉「そうやね〜相手はあの花宮やからね〜」


彼の頭の良さとかはほんとにすごすぎる。

だから…


佐野「今吉さん作戦はこれ一択だよね」

今吉「そうやね、やっぱりそう考えるのが打倒やな」

原「え、ちょっとちょっと2人で完結しないでよー!」

山崎「まったくわかんねぇ」

古橋「やはり佐野はかわいいな」

瀬戸「なんとなくわかった」


私は今吉さんと拳を合わせてから


佐野「個人プレーだよ」


私たちのチームは、ある意味ではチームプレイをしている。

学年も一緒なのがレギュラーだ日、仲良しだしね

それをわざと個人にしてみる。

個人の力的にはまぁまぁ上がってきている方ではあるし、きっと

このチームでならできる。

そして、今吉さんがいるということで

花宮もそう予想するだろう。


今吉「そうやね、まぁ佐野が居れば平気やろ」





そんなこんなで、作戦を立て始めてみんなで話し合い、

試合前の休憩の時に

花たんが機嫌悪そうにこちらへときた。


花宮「そろそろ話せよ、霧崎にきたわけをな」

佐野「なんでいまなの?」


試合前に普通そうゆうこと聞くかなと思ってると

花たんは私に近づいてきて頭をたたいてきた。

痛くて涙目で花たんを見ると

寂しそうに悲しそうな目がこちらへと向いた。


佐野「ごめん。ごめんね。」


言えばきっと、花たんは今吉さんは自分を責める。

だから…








すると、


原「ねぇ、何のつもり?」


原っちーらしくもない落ち着いた静かな低い声が聞こえてきた。

振り返ると康くんに掴みかかっていた。


今吉「まぁまぁ、落ち着き?」


私と花たんもそこに向かうと


原「花宮…古橋がっ!」


そう言おうとした時ザキが原っちーの頭を叩いた。


山崎「佐野すまねぇ、少し席外しててくれ」

瀬戸「赤司くんとか他の人もごめんね。気にしないで俺たちのことは。」


私…聞いちゃいけない内容なんだ…。

仲間はずれ…か。

私はとぼとぼと、体育館を出て、すぐそこにあるベンチへと座り込む。


黒子「よければ相談に乗りますよ」

佐野「わぁ!び、びっくりしたって、黒子くんか」

黒子「はい、黒子は僕です。こんにちは佐野さん」


ベンチの後ろから出てくるものだからびっくりしちゃった。

私は再び俯く。


佐野「花たんってさ、みんなが思うほどひどい人ではないんだよ
すごくすごく、優しい人なの。だから、話せない…
心配かけたくない…他の人たちもほんとに優しい人たちばかりなの」

黒子「僕は霧崎第一のことは、好きではありません。ただ、
花宮さんの的確な指示や、無駄のない練習メニュー
和ませ方や、霧崎第一の皆さんの仲良しさ、それらは
この合宿でわかりました。

ラフプレーはどうしても認めることはできませんが

それでもすごいチームワークのある方々だと思います」


うんうん、そうだよね!

そう言われると照れちゃうなぁ〜ww何て思いながら


佐野「少し、昔話を聞いてくれる?」


私がそう聞くとうなづいてくれた。


私は中学の頃、花たんや今吉さんと関わり始めてから、

いじめられることが多くなった。

それも様々な方法で。だけど、

それらを彼らは裏から手を回してくれていた。

だから、次の日に同じ人からいじめられることはなかった。

けど、

妬まれたりすることはやはり多い。彼らは普通に顔はイケメンだし

性格の悪さを表出させるなんてヘマはしなかったから。

でも、1番酷かったのは、中3のとき、

ストーカー行為をされて、脅されたり、複数の集団から、襲われたことがあった。

その時、通りかかった康くんが、私を助けてくれたの。

それで、私は色々と相談した。

そしたらね、


「俺は霧崎第一高校に入学する。だからお前も来い。

高校ではそんな思いはさせない。絶対に守る」


そう言ってくれたの。だから私は今ここにいる。



そういうと、黒子くんは、


黒子「あの、あなたは古橋さんのこと「どう思ってるの??」桃井さん…」


さつきちゃんが、黒子くんを抱きしめながらそう聞いてきた。

というか、どこから聞いてたんだろ。

どう………か。

どう思ってるのか。そんなの一つだけだよ。






佐野「私は康くんのこと好きだよ。でも気持ちは伝えない」


そう言ってから


佐野「気分悪いから先部屋に戻るね」


っとその場を離れた。




原side


古橋「俺は、佐野と付き合おうなど考えたことはない。
ましてや、花宮が好きなら俺は譲るつもりだ」


ザキが、ふざけて、古橋に佐野ちゃんのことを言っていた。

その答え…気に食わない。

なにそれなんなの。

意味がわかんないんですけど


原「ねぇ、何のつもり?」


声に出てしまった。

そして、手が勝手に、古橋を掴みかかった。

だってそうじゃん。

なんで、古橋は…花宮の気持ちもわかりながら…あんな態度…!


今吉「まぁまぁ、落ち着き?」


この人は多分、花宮側なんだ。

花宮のことを応援している。

古橋か、花宮なら、俺も花宮だ。

瀬戸は、古橋なんだろうな。

ザキは、佐野ちゃんの思う方。


その時に花宮と佐野ちゃんが戻ってきた


原「花宮…古橋がっ!」


さっきの出来事を話そうとすると

後ろから痛みが。振り向くとザキが叩いていた。


山崎「佐野すまねぇ、少し席外しててくれ」

瀬戸「赤司くんとか他の人もごめんね。気にしないで俺たちのことは。」


たしかに、佐野ちゃんには聴かせらんないよね…。迂闊だった…。


佐野ちゃんは悲しそうで、泣きそうな目をしながら体育館をでていた。


原「古橋は、花宮の気持ち気づいてるのに、なのに!譲るとか言ってんだよ!」

瀬戸「原、落ち着きなよ。古橋の思いやりなんだからさ」

原「は?頭の中ババロアでも詰まってんじゃないの?」

山崎「ちょっ、お前らやめろって!」

花宮「ふはっ、譲られること、良いに越したことはねぇだろ。」

古橋「花宮は、中学一年の頃からなんだろう?俺よりも長い期間だ。
それに、この気持ちが恋なのかなんて俺にはわからない。」


…なんなの。

何なのこいつ…

これが恋かわからない?

なんで、なんで…


桃井「きゅんきゅんしたりその人に振り回されるのが恋なんですよー?
いつだって、人間関係は難しいですから…」


いつのまにか、そう言ってきていた。


桃井「私は華菜ちゃんの友達として、ちゃんと言って欲しいです」

青峰「おい、さつき!」

桜井「でも、桃井さんの言うことは正しいです!あ、部外者がすいません!」

古橋「きゅんきゅん…」


古橋はそういいながら、胸に手を当てていた。


福井「なんつーかさ、そんな難しく考えなくていいんじゃねーか?」

劉「たまにはいいこと言うアルね」

森山「恋の話か!ならばこの俺に…「しばくぞ!」笠松…もうしばいている…」


人が集まってきた。

たしかにみんなの言うことは正しいよねん

でもさ…


古橋「俺は、佐野のことは、好きだ。恋をしているんだと思う
それでも花宮も好きだ、だから」

瀬戸「古橋、やめなよ」


真顔で何も考えてないように見える

最近は読み取れるようになってきたけど

今、古橋は泣いている。

自分自身でもそれは気づいていない…

むかつく。

そんなの、花宮の悪役になってるだけじゃん…


原「花宮行こ、古橋とはしばらく口聞かないから」


無理やり俺は花宮の手を引き、出て行こうとすると


花宮「ふはっ、何を勘違いしてるか知らねぇが俺は佐野のことは好きだとも思ったことねぇし、ただの駒としかみてねぇよ。」

今吉「それは、無視できへんな」


ただの強がりで、きっと花宮はこれまで絶対辛い思いしてるのに

なんで…なんでさ


今吉「花宮、ほんまにそれでええの?
相談に乗られへんくて、凹んで落ち込んで
笑顔を見るたびに喜んでおって
それが恋やなくて何やと言うん?
なんも思っとらん相手にそんなこと思わんやろ?
なぁ 


















ほんまにそれでええの?」


花宮が、逆らえないこの先輩は

かなり花宮思いだ。

好きになれる気はしないけど、好感度は上がったよねん

俺たちじゃ説得できない花宮を説得しちゃうんだもん


山崎「俺は、花宮にも古橋にも幸せになって欲しいけどよ
1番は佐野の意見じゃねぇのかよ。何で本人抜きに勝手に決めてんだよ
本人にとってはきつい選択かもしれねぇけど、最終的に決めるのはあいつだ。
だから、ごちゃごちゃしてんじゃねぇよ。」

原「ザキうっさい」

山崎「あ?原こそうっせーよ」


なんで、こんなに邪魔ばかりするのさ


瀬戸「花宮の考えていることが読めない。
山崎も、原も、俺もだけど花宮も頭冷やしてこよーぜ、
迷惑だろ、この状況」


…確かにそうだ……

俺たちは、少し熱くなりすぎてたんだ


原「そうだねん…一旦解散しよっか」


俺たちはそのまま違う方向へと歩いた。




佐野side


私は部屋で荷物をまとめていた。

理由は……


赤司「なにしてるんですか?」

佐野「女子の部屋勝手に入ってきてしかも主催者さんこそなにしてるわけ?」


これは、普通に正論でしょ?w

私がそう思ってると


赤司「あなたならもう答えはでているのでは?」


…無理でしょ。

私は答えなんて出せない。

ちゃんとわかった。

バカでアホな私が頭を使った。

私のせいでみんなが…


佐野「ここ、出てく。それが私の答えだよ」

赤司「それは…!」

佐野「なに?答え出てるのでは?って聞いたのあなたでしょ?」


私がそう聞くと、赤司くんは、黙った。


佐野「ごめんねって言っといて
あと、赤司くんに対してもごめんなさい。













私はどちらかなんて選べない。

だから…」






俯いて、荷物を詰め終わり、

ボストンバックを持って

私は微笑んだ


佐野「楽しかったよ!ほんとに!」



















佐野「さよなら…」

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