目覚めたらもう夜。
当時は12歳。
整理しようとしても、中々頭は追いつかないらしい。
頭が空っぽ。
なのに大粒の涙が流れてくる。
あんな光景を目にして、まだ母親が生きてると信じてしまっている____________。
入院4日目。
お父さんが来た。
なんで謝るの
そんな事ないでしょ。
急に冷めた目になる父親。
本当の父親から、こんな事が言われる日が来るなんて全く思っていなかった。
入院してこの日が1番泣いたと思う。
退院するまで父親は見舞いに来なかった。
退院してから気付いた。
ほんの少し目を離したお父さんが、
知らない所で。原因も不明で。
妻が死んだと急に言われて。
辛いのは私だけじゃなかったのに
私だけが泣きじゃくって
被害者ぶって。
助けられなくて謝ってもいない。
やば、











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!