第7話

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2025/02/06 13:29 更新
(jn side)



ジン
ジン
そうだ、街に行かなきゃね
ユンギ
ユンギ
…街へ、?
ジン
ジン
ユンギの食べられる物がうちには無いんだ
ジン
ジン
買いに行こ




そう言うとさっきまであった笑顔が消えていた






"街"






そう、そこはユンギが住んでいたところ








きっと昨日の夜からユンギは行方不明になっている





少しは話題になっているかもしれない







ジン
ジン
大丈夫
ジン
ジン
上着貸してあげるから
ジン
ジン
フードを深く被って
ジン
ジン
僕からはぐれないで
ユンギ
ユンギ
は、はい…





それでもユンギは俯いたままだった






僕は小刻みに震えている彼の手を握った




ジン
ジン
大丈夫





そう言うとユンギは頷いた






僕の上着を着せて深くフードを被せた






僕の服はすこし大きかったみたいだが






かえって都合良かった


















屋敷を出て街へ向かった





僕の腕にしがみつくようにユンギは離れないでいた







ジン
ジン
ユ…君は何が食べたい?
ユンギ
ユンギ
あ、えと…
ジン
ジン
嫌いな食べ物とかある?
ジン
ジン
それ以外を買っていこうか
ユンギ
ユンギ
と、特にないです
ジン
ジン
わかった、じゃあ適当に買っていこうか





何がいいのかわからないけど






嫌いなものがないなら





片っ端からパンやら肉やら色々買った






服…は家に僕のが沢山あるけど





ユンギには大きいかな、買った方がいいか…






うーん…





あ、そうだ、食器買わなきゃ







ジン
ジン
あ、あそこ行こうか




そうユンギの方を見ると





真っ直ぐととある店を見ていた









ジン
ジン
…花屋?
ユンギ
ユンギ
…あ、!な、なんでもないです!
ジン
ジン
買ってく?
ユンギ
ユンギ
で、でも…
ジン
ジン
リビングにでも置こうか




そう言って花屋へ行った






ユンギは一つ一つ眺めて考えている





ユンギ
ユンギ
これは花…?




ユンギは赤と紫の実がついた植物を指さした






僕は植物には全く詳しくなくて名前がわからなかった







すると奥から、花屋の人が出てきた





花屋
それは「Mulberry」ね
ユンギ
ユンギ
マルベリー…?
花屋
熟すと食べられるのよ
花屋
見た目も可愛いしオススメよ
ユンギ
ユンギ
へぇ…
ジン
ジン
じゃあそれください
花屋
はいよ、ありがとね




お金を払って受け取り、ユンギに渡した




ユンギ
ユンギ
わ、ありがとうございます…
ユンギ
ユンギ
不思議な植物ですね
ジン
ジン
ね、食べられるんだってさ





ユンギは嬉しそうに両手で抱えて歩く




ジン
ジン
じゃあ食器買いに行こうか
ユンギ
ユンギ
はい、!




その瞬間








ユンギの声を聞いたからか







近くにいた青年がこちらを振り向いた



















??
…ユンギ?













𝐧𝐞𝐱𝐭 …

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