第11話

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2025/12/11 12:23 更新


スリザリン寮への入り口は地下深くにあった。


ひんやりとした空気の中、

「純血こそが最善」と刻まれた石の扉を通り抜けると─

あなた
うわぁ……


アイビーは思わず声を漏らした。



天井まで届く緑と銀の装飾が施された談話室。


壁一面に配置された古めかしい肖像画。



暖炉の火が
パチパチと弾ける音だけが響く静謐な空間。


ドラコが誇らしげに腕を広げる。

ドラコ
ドラコ
どうだ?これがスリザリンだ。
気品があって落ち着くだろう?
あなた
……うん。確かに落ち着くね


あなたは周囲を見回した。


上級生たちはすでにグループを形成し、

冷ややかな視線を新入生に向けてる。



彼女の存在を知る者は多く、

「ダンブルドアの孫」と囁かれているのが聞こえきた。

あなた
私の部屋はどこ?
ベン・マッカーサー
三階の角だ。荷物はもう届いているはずだ


ベンが案内を始めようとすると、

突然一人の男子生徒が前に立ちはだかった。

マーク・ウォーレンス
待て


五年生のマーク・ウォーレンス。


厳しい表情であなたを睨む。

マーク・ウォーレンス
ダンブルドア先生の孫だからと優遇はしない。スリザリンでは功績で地位が決まる。分かるな?
あなた
もちろん。期待に応えるよう努力します


アイビーは笑顔で答えたが、

背筋に冷たいものが走った。


これがスリザリンの「現実」なのかと。

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