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2018/06/05

第5話

5
裕也「おまえさあ、」



恭也くんがいなくなった部室で、先に沈黙を破ったのは佐々木先輩だった。



裕也「恭也のこと好きだろ」

花梨「え...なんで....」

裕也「分かりやすぎ。ずっと見てたら分かる」

花梨「そう、ですか」

裕也「諦めろよ」

花梨「....!」



まさか、そんなことを言われるとは思っていなかったから、頭の中が真っ白になる。



裕也「見てたろ?恭也は、東雲のことが」

花梨「分かってます!」



つい、大きな声を出してしまう。



花梨「...すみません、今日は、先に帰りますね」



なんだか切なそうな表情をしている先輩を置いて、部室から走って遠ざかる。

校門を出たところで運動が苦手な私は息がれて、思わずしゃがみこんだ。



花梨「なにやってんだろ、」



恭也くんが好き。

それは自覚してた。

でもその恭也くんは、東雲唯依先輩が好き。

それも分かってた。

でも、あんな言い方することないじゃん、佐々木先輩。

どうすればいいの。



?「花梨?どうしたの!?」



頭の中がぐちゃぐちゃになっていた時、聞き覚えのある優しい声が、近くで聞こえた。