光一は、言ってしまったことを、後悔していた。あんなこというつもりなかったのに・・・
只の、嫉妬なんや・・・
回想
さくらのあの言葉の続きからすると・・・・
そして、高月の車中では、
明菜が眠りながら、剛の名を口にしていた。
ニヤリと笑う高月。
俺たちの不幸を・・・・望んでいる?
さらに不気味な笑みを浮かべる高月。
一体彼は、何者なんや・・・・
それを知らない俺たちやった。
数日後・・・
おれは、モヤモヤしていた。
ワン!
目の前に、犬がいた。
その犬の頭を撫でていたら、
聞いたことがある声がした。
振り向くと、そこにいたのは・・・
でした?
過去形?
せっかく、両思いやのに・・・・ふたりは、すれ違ってる?
黙ってしまう光一。
(明菜の心)
(どうにもならないです・・・・)
しかし、そこへ・・・
光一が、切り出した一言に
と言いかけた剛だが、
冷たい反応やった。
明菜は、光一との背中をおして行こうとした。
明菜ちゃんは、俺の目を見てくれず・・・・
そう言って、一人走り去って行ってしまった。
剛も、迷わず彼女を追いかけていく
なぜか、置き去りにされた光一と、さくら
少しの間見つめあった二人だが・・・、さくらは(`ヘ´)と、そっぽを向いた。
そんな二人とのやり取りも知らず・・・
明菜に追い付いた剛は、手を握った
ついに、告った剛。
剛は、正直な気持ちを話した。こっちを向いてくれない明菜・・・
明菜も本当は、彼の気持ちがうれしいはずなのに・・・
明菜ちゃんは、俺の顔を1度も見てくれやんかった。
(剛の心)
やっと、ほんまの恋に出会えたと思っていたのに・・・
君のことを見ているだけでも幸せやったのに・・・
一方、こっちの二人はというと・・・・
会話もなくただ、そこにたっていた・・・
(さくらの心)
あんなこと言われても・・・うちは、やっぱり光一のこと・・・・
素直になりたいのに・・・なんで、黙ったまんまなん?
その名を口に出されてムッとしている光一。
さくらが、携帯を取り出し、電話をかけようとした瞬間、強い力で腕を掴まれ・・・
真剣な目で見つめる光一・・・
でも、その力が強くて・・・
自分でもわからずにいた。
さくらが、光一になにかを言おうとしたとき・・・
剛が、戻ってきた・・
さくらが、剛を、みてなぜか安心してる
なぜか、嬉しそうな剛。
そう言って自分の家に一旦帰った光一。
彼が、なんだか空元気に見える。
切なそうに言う剛。
剛のことが、好きやって・・・冗談でも言うてしもたから・・・
もう、紹介しなきゃいけない前提になっている。
そう言って笑ってくれた剛は、泣きそうな顔をしている。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。