⚠︎︎ 駿佑 × 恭平 × 謙杜
⚠︎︎ 学生パロ
謙杜side
桜が舞い散る、春。
もうすぐで俺たちは高校を卒業して。
それぞれ、大学や就職などで忙しいこの時期。
俺たち3人組、
俺、恭平、みっちーの幼なじみ3人で撮る、最後の写真のタイマーをセットして。
あと、3秒。
なんて、3人で話していたら、
いつの間にか写真が撮れていて。
たまたま撮れた写真は、みっちーが俺と腕を組んで、
1人で驚く俺の姿。
少し離れた先には、恭平が半目で立っていて。
3人で笑いながら、
また、俺はタイマーをセットして。
2人が手を伸ばしながら俺を呼ぶ姿を見て、
俺は笑顔でそこまで走って。
なんて、3人で肩を組みながら、
カメラに向かって、俺たちは笑顔を浮かべた。
写真を撮って、すぐ。
塾があるみっちーと、部活がある恭平と、
何も無い、ただ暇な俺。
2人が急いでいる中、俺は1人ゆっくりと、写真を見直していて。
なんて、急ぎめで話す恭平に、呑気に返事をして。
何より恭平が半目なんも、可哀想やし。
と思いながら、俺は写真のゴミ箱のマークをタップして
“ 写真を削除しますか? ”
赤文字で書かれたその文字を、押そうとした。
その時やった。
俺の腕を強く握りしめて、写真を送れと言うみっちーの表情は、
何故か赤らめていて。
初めて見たみっちーのそんな表情には、
本能的に逆らえなくて。
反射的に俺は、半目の恭平の写真をみっちーに転送して。
なんて言いながらも、みっちーのことを優しく見つめる恭平は、
少しだけ、幸せそうな顔をして、みっちーの肩に手を置いていた。
気がつけば、時刻は6時。
2人とも、慌てて部屋を出て。
廊下が足音と2人の騒ぎ声でうるさくなって。
なんて、1人で呟いたけど、
楽しそうに微笑みながら、玄関へ走る2人の姿を見て、
凄く心が痛くなった。
理由なんて、とっくに分かっている。
こんな感情が湧く理由はきっと、
俺が恭平に想いを寄せているからだろう。
恭平side
さっきの腕組みなんて、
気にしない。ただの嫉妬。自分にそう言い聞かせて。
少し先を進むみっちーの背中を追いながら、
俺は全力で、走ってはいけない廊下を走っていた。
廊下を全力で走っている中、
少しも息を切らさずに笑ってくるみっちー。
ほんまに、こんなに体力あんねやから、
バスケ部これば良かったのに。
なんて思う日なんて、毎日のことで。
俺は、急いでいるくせに、
足を止めて、みっちーにバスケ部に来て欲しかった。
と、呟いて。
足を止めた俺の姿を見て、みっちーも足を止めて。
少し離れていたくせに、
わざわざこっちまで歩いて来て。
なんて、顔のめっちゃ近くで微笑むみっちー。
なんやねん、それ、笑
なんて笑いながら。
先を進み始めるみっちーの背中を追いかけて。
なんて、みっちーの姿を見ながら
そんなことを呟いて。
恋愛感情で、好きなみっちーの、
すぐそばで、近くで、
みっちーの好きな匂いの香水をつけるくらい好きな、
好きと言ってくれた髪型を毎日するくらい好きな、
何よりも大好きな、
みっちーの隣にいたい。それだけやった。
駿佑side
本当は、気づいていた。
長尾が恭平のことが好きなことは。
きっと、恭平も長尾のことが、好きなんやろうな。
なんて、毎日のように思いながら2人の背中を見て。
そんなこと、ちゃんと分かっていたのに。
2人が少しでも距離が近くなったら、
前にいる2人の名前を呼んで、距離を離れさせて。
用なんてないのに、2人の元へ飛びついて。
2人の間に無理やり入り込んで。
なのに2人とも、何食わぬ顔をしながら受け入れてくれる姿に、俺はきっと。
甘えてしまっていた。
本当は、狙って言うた言葉やった。
シャッターがあと2秒で落ちることを知って、
割と急ぎながら長尾の腕に俺の腕を突っ込んで。
恭平がずるいと言うた時にはもう、遅くて。
長尾が3人で。と言った時には、俺は腕を離して。
一目散にスマホの場所まで走った俺は、
真っ先に長尾の驚いた顔を拡大して見て。
長尾や恭平が俺のそばに来る前に。
俺は1枚、自分のスマホを取り出して、
長尾の、拡大された顔の写真を撮って。
長尾が顔をぬんっとスマホの近くに寄せてきた時には、
少し焦ったが、俺がたまたま触っていたおかげで拡大された画面は元のサイズの写真に戻って。
少し安心していて。
呑気に俺たちの元へ歩いて、自分の顔面を拡大する恭平からは、何故か俺が好きと言った匂いがしたけれど、
長尾と俺の距離が近いことの方が気になって。
少し顔の角度変えればキスできるのに、!!なんて、考えながら。
なんて、カメラのタイマーをかける長尾のことを、
先にさっき写真を撮った立ち位置に行った俺と恭平で、
こっち。と、呼び寄せた。
半目やから。という理由で消されそうになった写真は、
なんとかゲットすることが出来て。
恭平と別れたばかりの俺は、
もう夕焼け空が広がる空の下、スマホの画面を見ながらニヤニヤして。
2人で、写真を撮れるか。なんて1人で妄想して。
少しだけ、顔に熱が集まるのを感じて、
手で顔を扇ぎながら、長尾の驚く顔を再び見て。
長尾が、俺だけのものになってくれればな。
なんて、また妄想して。
美人な女優さんよりも、恭平よりも。
誰よりも大好きな長尾ことを考えながら、
俺は1人で夕空の下を、長尾の写真を見ながら歩いていた。
♡ → 60
こちらのお話、もちなり🍡🍡の裏垢でのお話になります、😖💞
是非読んで下さると嬉しいです、✨️












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。