山田利吉side
今彼女を取り返そうと城に乗り込んだとしても
忍術学園とタソガレドキ城の関係が悪くなるだけ
決して諦めたわけではないが
何もできない自分に腹が立った
静まり返った空間で、立花くんがそう言う
私は彼女に助けられた
彼女がこの場にいなければ
確実に死んでいただろう
だが理由はそれだけではない
天女とはかけ離れた、“ フツウ ” の女の子に。
真っ直ぐな目でそう言った
彼女はそれを望んでいないだろうし、と呟く
そうやって、忍術学園へと歩を進めた
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No side
時は進み、大正時代
鬼が最も活発に動き出したと言われている時代
無期限の長期任務に駆り出された柱のことで
ここ数週間の話は持ちきりだった
「正気になれ!!」と竈門炭治郎の頭を小突く
人間の頭の硬さではないだの
人体の構造がおかしいだの
よくわからない方向に話が進んでいるが
ここで一つ、我妻善逸は大切なことに気がつく
__________炎柱、煉獄杏寿郎
いつも明るく大勢に慕われる性格で
加えて面倒見がいい
そんな彼の、柏木あなたに向けた手紙を
竈門達は預かっている
こうして3人(+1人)の室町行きが決まった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!