第5話

空白
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2018/03/05 12:41 更新

転校生が来てから、何日かたった。

彼女はすっかり、クラスの中心になっていた。

それでも…
加治 結
彩瀬くん!
加治は、クラスでも目立たない俺に、よく話しかけていた。
彩瀬 翔
ん。なんか用か?
加治 結
作文、提出期限まであと三日だね~。
あ、彩瀬くんは書き終わった?
(…作文。)

出来れば、その事は頭の中から忘れ去りたかった。
佐々木 大河
翔は頭良いから、いつも結構早く書き終わってるよな。
彩瀬 翔
…まだ終わってねぇよ。
佐々木 大河
え、珍しい。
彩瀬 翔
うるせぇ。
佐々木 大河
まぁ、でも高校3年生にしか書けない未来の自分なんて、難しいよな。
彩瀬 翔
加治は終わったのかよ。
加治 結
え、私?
(このクラスに加治ってお前しかいないだろ。)

なんて、心の中で軽くツッコミを入れる。
加治 結
私は…もう少しで書き終わるところ!
彩瀬 翔
へぇ。
佐々木 大河
加治ちゃん早いね~。
以外、だった。
高3で小学生と公園で遊んでたり、彼女の行動は、頭のいい人が取るような感じではなかった。


(まぁ、作文に頭の良い悪いなんて関係ないか。)
佐々木 大河
何書いたの?
加治 結
へへっ、内緒!
実のところ、俺はまだあの答えが見つかっていない。


つまり、俺の作文用紙は













空白のままだ。

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