出社後、すぐに給湯室に向かった
いつものようにあなたと挨拶を交わす
あなたとここで夢の話をしたな…
僕の表情を見て、どんな夢だったか当てたあなた
あの時は本当にエスパーかと思ったけど…ㅎ
今思えば、
あなたが視た前世の記憶のおかげで
僕の夢がわかったんだと思う
それに、目覚めた直後ですら思い出せなかった夢を
不思議と思い出せたのも
たまたまなんかじゃなくて
僕とあなたは
生まれる前から繋がりがあったからだったんだ
パズルのピースをはめていくかのように
僕の中で疑問に思っていたことが
一つ一つ繋がっていく
日課のようになっていた夢の話はせずに
僕たちはデスクへ戻り
目の前の仕事を黙々とこなしていった
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あなたと2人で職場の人に挨拶をしてから
会社を後にして
僕たちはこの前行った
川沿いの桜並木を見に行くことに…
川沿いの桜はすっかり見頃を迎えていた
提灯の灯りに照らされた桜がとても綺麗で
その桜を見つめるあなたの横顔は
夜桜よりも綺麗で…
僕はあなたから目が離せなかった
幸い、あなたは夜桜に夢中だし
僕が発した言葉の主語は"桜"だと思っているだろう…ㅎ
桜が綺麗に映る角度を探しながら
あなたと寄り添って写真を撮った
あなたの優しい香水の香りが近付くだけで
あなたの華奢な肩が触れるだけで
僕の心臓はドキ、ドキ、と忙しなく動く…//
スマホを覗き込むあなた
自然と距離がまた近くなって
思わず肩を抱き寄せたくなり、手を出しかけたけど
あなたの肩に触れる前にそっと止めた
僕ばっかりドキドキしてるのかと思ったから
わざとあなたが恥ずかしがるようなこと
言っちゃった…ㅎ
僕の言葉に耳まで赤く染めて
恥ずかしがっているあなたがすごく愛おしい…♡















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。