第7話

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2024/06/16 10:28


あなた
はぁ…疲れた


薄暗いリビングで、
柔らかいソファに沈み込むように寝転がった。

全身の力が抜けていくような感覚になる。


捜査一課に転属され、今日が初めての登庁日だった。

私の教育係として、三年前、陣平と組んでいた刑事・佐藤美和子が立候補するとは思っていなかったが、

彼女と組むことになって良かったと思っている。






――あなたは、七日でいなくならないでよね…あなた


あなた
っ……ハハッ…陣平が惚れるのも無理ないか



私は笑いながら呟いた。


重い体をなんとか起こし、ダイニングテーブルの方へゆっくりと歩いた。

テーブルの上には帰ってくる前にスーパーで買った夜食とスナック菓子がビニール袋に入ったまま置かれている。

買ったものを袋から取り出した後、
冷蔵庫に入っていたキンキンに冷えたビールを取り、その場で開けた。


あなた
……うん、いい音



プシュッ、と弾けるような音を立てたビールを飲みながらテーブルに戻った。


席に座り、早速買ってきたスナック菓子を食べた。

カリカリした食感が実に良い。


あなた
そういえば……






――佐藤刑事、今日は高木刑事じゃなくて、この人と一緒なんだね



昼間のコンビニいた子供の言葉を思い出し、
私はスマホのアルバムを開いた。

四年程前に撮ったを見つけ、
それを懐かしく眺めた。


あなた
あいつも刑事を目指してるとは言ってたけど…もしかしたら会えるかもな



私はスマホを置き、再びビールを口にした。










作者
作者
今回は短めです…😖

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