第51話

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2026/02/16 07:00 更新
荼毘
 ギガントマキア…高揚を体躯の変動エネルギーに変える個性、痛覚を遮断する個性、他にも色々… 
荼毘
 全て戦場に長く居続けるための個性なんだとさ。ドクターが言ってたよ 
荼毘
 こいつこそまさしく守護者だって 
荼毘はボソボソ呟くように話す
その腕からは灰色の煙が上がっている

こうする間にもマキアは弱っていく
地面には爆弾が設置されて
どんどん地面へとめりこんでいく
(なまえ)
あなた
 そうは言っても下さ、明らかにヤバいよ 
少し引いた目をしながら
少女はつぶやく
スピナー
 こいつは元々地面を潜るんだぜ?むしろ速度が 
Mr.コンプレス
 潜ったら俺達死ぬでしょ!たぶん俺達を連れて来いって命令だ 
いつもと変わらない口調で話す。
それに焦っているのかスケプティックは声を出す
スケプティック
 おい!のん気に話してる場合か!見ろ! 
彼の視線の先には
ヒーローがいた


少女は
流石に言わなきゃマズイかと
おもむろに口を開く
(なまえ)
あなた
 悪いけどさ…わたし 
(なまえ)
あなた
 無力かもしれない 
トガヒミコ
 え? 
トガは驚きを隠せないのか
声を漏らす

少女は続ける
(なまえ)
あなた
 封印されちゃったの 
先ほどの銃撃でキャパオーバーを感じた、と呟く
少女は哀しい笑顔を浮かべる

自分は役に立たないから、とおとなしくマキアの腕に捕まっている
(なまえ)
あなた
 ん…なんか…   
トガヒミコ
 あなたちゃん、大丈夫ですか? 
 ちゃんと食べてる?
少女は
足が地につく感覚を失った

周りを見ると
トガに抱き抱えられていることに気づく
(なまえ)
あなた
 だいじょぶ、こないだヒーローの金でご飯食べたから 
虚な目で少女は答える
その顔は先ほどからどんどん元気がなくなっている
トガヒミコ
 そういうことじゃないけど…こっちです! 
意味を理解してくれないのでトガは
そのままマキアの上を移動する。
入り組んだところに
荼毘とスケプティックが待っていた
スケプティックは忙しなくパソコンで何か作業をしている
(なまえ)
あなた
 今どーなってる?
 わたしなんか可笑しいの
 いつもの感覚じゃないの 
(なまえ)
あなた
 ぜーんぜん外の状況が分かんない 
今作れる精一杯の笑顔を見せて
トガに訴える

トガはそれに
笑い返し
あなたを抱っこする腕をあやすように上に上げる
トガヒミコ
 大丈夫、今弔くんが戦ってますから 
スケプティック
 カメラで死柄木弔を確認した!エンデヴァーと戦っている! 
トガヒミコ
 今カメラで確認したって 
(なまえ)
あなた
 そう 
少女は
静かに微笑んだ

それを見、
トガはあなたを荼毘の隣に座らせた
荼毘
 今エンデヴァーって言ったか? 
あなたの隣にいる彼は
エンデヴァーという単語に過剰に反応する
荼毘
 そりゃいいや 
荼毘
 準備しろ 
作業で手いっぱいな状況に加え
その発言に
思わずスケプティックは聞き返す
スケプティック
 準備って何を? 
荼毘
 偽りのヒーロー社会を崩壊させる準備だよ 
荼毘は狂気を孕んだ瞳孔を開き
無理やりに見えるほど口角を上げる
Mr.コンプレス
 トガちゃんはいいのかい? さっき探してたでしょ?雄英生徒の好きな子たち…彼らもヒーローなワケだけど大丈夫? 
トガヒミコ
 何を以って線を引くのでしょう?人を助ける人がヒーローなら 
トガヒミコ
 仁くんは人じゃなかったのかな 
トガヒミコ
 ヒーローが仁くんを殺したのなら私の事も殺すんでしょうか。聞きたかったんです出久くんに…お茶子ちゃんに… 
トガヒミコ
 だから答えによっては、大丈夫です 
ぽつり、ぽつりと吐き出すように
話す


それを見て少女は思う。
隠しているにしろ
妖怪…人間ではない異質な存在である自分をなぜヴィラン連合は受け入れてくれたのか

ヒーローは何故人を呪い殺すヴィラン蝋野朱美を擁護し
自分のことは迫害するのか

なぜ人の恐怖から生まれてきた筈の自分が
人間を憎み、恐れているのか

全てわからない。
少女は心に大きなわだかまりを抱える
一ノ瀬 アオイ
一ノ瀬 アオイ
久しぶりの更新です。
ごめんなさい。色々溜まってました
あとあなたちゃんが弱っているところを書くのが辛かった
おつあおー

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