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第19話

Side Episode~Small Ceremony~
239
2024/03/29 02:01
─────── これは何年か前の、6月頃のお話
衛門福也(iemn)
愛永さん、久しぶりに買い物でも、行きません?
森村愛永(mmntmr)
いいね!どこ行く?
衛門福也(iemn)
んー、隣町のショッピングモール行きましょう!
森村愛永(mmntmr)
おっけ〜準備するね
衛門福也(iemn)
はい!俺も準備してきます
ある日、私と福也はショッピングモールに買い物に行くことになった

久しぶりの買い物デートに胸を躍らせていた

いつもより気合い入れてメイクして。

いつもよりちょっとオシャレな髪型で。

よし、これでいいかな
森村愛永(mmntmr)
準備終わったよ〜!そっちは?
衛門福也(iemn)
俺もバッチリですよ
口調まで明るく、自然と口角が上がる

こんなにワクワクしたのはいつぶりだろうか
衛門福也(iemn)
じゃあ、行きましょう
2人で施設から一番近い駅へ向かう

駅は少し混んでいて、気を緩めたら逸れてしまいそうだった
森村愛永(mmntmr)
混んでるね…
衛門福也(iemn)
そうですね…逸れてしまいそう
衛門福也(iemn)
じゃあ、手繋ぎましょう
そう言って福也は手を出す

私も少し顔を赤くしながらその手を取った

駅の構内へ入り、改札を抜ける。

しばらくホームで待っていると、電車が入ってきた

電車で2人仲良く話していると、一駅先なんてあっという間だった
森村愛永(mmntmr)
ふぅ…付いたね!
衛門福也(iemn)
そうですね…!
隣町は私たちが住んでいる街よりだいぶ栄えていて、高いビルが多かった

遠くに、今日行くショッピングモールが見えた
森村愛永(mmntmr)
あ、あれじゃない?今日行くところ
衛門福也(iemn)
ここから見えるなんてすごいですね…!
衛門福也(iemn)
じゃあ、行きましょう
ワクワクしながらショッピングモールへ向かった 

ショッピングモールの入口で急に振り向いて福也がこう言った
衛門福也(iemn)
愛永さん、プレゼント交換、しません?
森村愛永(mmntmr)
プレゼント交換…!
プレゼント交換ってプレゼントをお互いに渡し合うやつだよね?

なんて面白そうで、魅力的な誘うだろう

もちろん私は頷いた
森村愛永(mmntmr)
いいね!やろう
衛門福也(iemn)
じゃあ、2000円以内のプレゼントをお互い渡し合いましょうか
森村愛永(mmntmr)
時間は1時間くらいでいいかな?
衛門福也(iemn)
そうしましょう!1時間後、ここに集合で。
そう決めて私たちは、それぞれ別のお店へ向かった
森村愛永(mmntmr)
(何がいいかな…?)
お菓子、日用品など色々売っているが、やはり手元に残る物がいいだろう

ハンカチなんてどうかな?と思い雑貨屋に入ってみる
森村愛永(mmntmr)
うーーん、
キレイなお花のハンカチや、キャラクターもののハンカチが沢山売られていた

福也の好きな花とか聞いておけばよかったな…と後悔する

じっと花のハンカチを見ていると店員さんに声をかけられた
店員さん
プレゼントをお探しですか?
森村愛永(mmntmr)
あ、はい…
店員さん
誰に渡すプレゼントをお探しなのですか?
森村愛永(mmntmr)
えっと…彼氏です
すこし緊張しながらそう言うと、店員さんはこう言った
店員さん
なるほど、素敵ですね
店員さん
お花のハンカチなら、花言葉から選ぶのがオススメですよ
森村愛永(mmntmr)
花言葉?
確かにいいかも…と思ったが、私は花言葉なんて知らなかった
店員さん
そうですね…例えば、桔梗キキョウとか
森村愛永(mmntmr)
桔梗キキョウの花言葉は何なんですか?
店員さん
「永遠の愛」「気品」などですよ。永遠の愛…素敵でしょう?
永遠の愛。

その言葉がすごくしっくり来た
森村愛永(mmntmr)
それにします!
すこし食い気味にそう言うと、店員さんはニッコリ笑ってこう言った
店員さん
かしこまりました。ラッピングしますね、少々お待ち下さい…
森村愛永(mmntmr)
(買えた…!喜んでもらえるかな?)
満足感でいっぱいで、口角が上がるのを感じた
店員さん
お待たせしました。どうぞ、お品物です
森村愛永(mmntmr)
ありがとうございました…!
店員さんにお礼をいい、待ち合わせの場所まで向う。

まだ少し早かったが、福也はすでに待ち合わせ場所に居た
森村愛永(mmntmr)
お待たせ…!
福也も私と同じくらいのサイズの紙袋を持っていた
衛門福也(iemn)
あ、愛永さん。早かったですね
森村愛永(mmntmr)
福也こそ早いね…
衛門福也(iemn)
大体何にするかは決めていたので…!
衛門福也(iemn)
さ、早速交換しましょ!
森村愛永(mmntmr)
じゃあ私から渡すよ…!
そあ言って福也に紙袋を差し出す
衛門福也(iemn)
なにかな〜?
福也は丁寧にラッピングを剥がし始めた
衛門福也(iemn)
あ、ハンカチ!
衛門福也(iemn)
花の刺繍…何の花ですか?
そう聞かれて私は自信満々に答えた
森村愛永(mmntmr)
「桔梗」って言う花だよ
森村愛永(mmntmr)
花言葉は、永遠の愛!
そう言うと福也は嬉しそうに笑った
衛門福也(iemn)
俺らにぴったりな言葉…!ありがとうございます、明日から使いますね
喜んでいる福也を見て私まで嬉しくなった

プレゼントっていいもんだな…
衛門福也(iemn)
では最後は俺のを。
衛門福也(iemn)
どうぞ
そう言うと福也は真剣な顔になり、紙袋から白い小さな箱を取り出した
森村愛永(mmntmr)
何…?
ワクワクしながら見つめていると、福也はその箱を開けた

箱の中には、ちっちゃな指輪が入っていた

指輪の真ん中に嵌められている石がキラキラ光っていた

福也は指輪を箱から取ると、私に手を出すよう促した
森村愛永(mmntmr)
///
福也はそっと、私の薬指に指輪をはめた

私は顔を真っ赤にして、こう呟いた
森村愛永(mmntmr)
ありがとう…//
衛門福也(iemn)
愛永さん
衛門福也(iemn)
俺の…お嫁さんになってください!
衛門福也(iemn)
これからも、ずっと俺の隣にいて下さい
森村愛永(mmntmr)
もちろんです!
そう言って微笑むと福也も微笑み返してくれた

2人で手を繋ぎ、駅へと歩き出した

私の薬指にはめられたリングについた石が、まるで私の心情を表すかのように、キラキラ輝いていた

番外編〚完〛



みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
作者のみょ〜〜んです!
みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
“永遠“と言う名の幸せを君とをここまで読んでくださりありがとうございました!
みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
この話はこれで完結となります
みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
皆様からのいいね、お気に入りがとても励みになりました!
みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
本当にありがとうございますm(_ _)m
みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
では、また、別の小説でお会いしましょう!
みょ〜〜ん(作者)
みょ〜〜ん(作者)
See you next time!
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