第6話

作戦開始
162
2026/08/19 00:33 更新
次の日。

朝から私は、昨日の帰り道のことばかり考えていた。

ーー優しくて、よく笑う人

ーー一緒にいると落ち着く人
(なまえ)
あなた
.....誰なんだろう
気になって仕方がない

教室にはいると、朝光くんは、もう席に座っていた

目が合う。
朝光
朝光
.....おはよう
(なまえ)
あなた
お、おはよう!
なんだか、昨日から朝光くんの顔をまともに見られない

すると突然
朝光
朝光
ねえ
(なまえ)
あなた
ん?
朝光
朝光
今日、放課後って暇?
(なまえ)
あなた
.....多分
朝光
朝光
そっか
それだけ言って、朝光くんは前を向いた。

何だったんだろう

そう思っていると、後ろからジフンくんがやってきた。
ジフン
ジフン
今日さ、放課後ちょっと残れる?
(なまえ)
あなた
私?
ジフン
ジフン
うん。お願い!
(なまえ)
あなた
何するの?
ジフン
ジフン
まあまあ、後で分かるから
なぜかジフンくんは楽しそうだった


そして放課後
ヒョンソク
ヒョンソク
ごめん、今日委員会ある!
ヒョンソクくん。
ヨシ
ヨシ
俺も用事!
ヨシくん。
ジュンギュ
ジュンギュ
部活いかなきゃ!
ジュンギュくん。

そして、
ジフン
ジフン
俺、今日は.....
ジフンくんはちらっと朝光くんを見る
ジフン
ジフン
.....帰る
全員、急に帰ってしまった。

教室にのこったのは私と朝光くんだけ
(なまえ)
あなた
.....なんで?
思わず呟く

朝光くんも同じように困った顔をしていた
朝光
朝光
.....絶対あいつら、わざとやろ
(なまえ)
あなた
やっぱり?
朝光
朝光
うん
2人で顔を見合わせる

思わず笑ってしまった。
(なまえ)
あなた
なんか、おもしろいね
朝光
朝光
.....うん
静かな教室

窓から入ってくる夕方の光

いつもより、時間がゆっくり流れている気がした
朝光
朝光
.....何する?
朝光くんが聞いてくる
(なまえ)
あなた
うーーん.....
そのとき

机の上に置いていたプリントが、窓から入ってきた風で床に落ちた
(なまえ)
あなた
あっ!
私が拾おうとすると、朝光くんも同時に手を伸ばす
朝光
朝光
.....
(なまえ)
あなた
.....
一瞬、目が合った
朝光
朝光
.....ごめん
(なまえ)
あなた
ううん
二人とも、なぜか笑ってしまう
(なまえ)
あなた
なんか今日、変だね
私が言うと
朝光
朝光
.....俺は、嬉しいけど
(なまえ)
あなた
え?
朝光くんが少しだけ目をそらした
朝光
朝光
.....二人でおれるから
心臓が大きく跳ねた
(なまえ)
あなた
.....そ、そう?
朝光
朝光
うん
それ以上、何も言えなくなる

すると朝光くんが、拾ったプリントを私に渡した。
朝光
朝光
はい
(なまえ)
あなた
ありがとう
受け取った瞬間
朝光
朝光
.....ねえ
(なまえ)
あなた
うん?
朝光
朝光
昨日話した、気になる人のことなんやけど
(なまえ)
あなた
.....!
その言葉を聞いて、胸がぎゅっとなる
(なまえ)
あなた
な、なに?
朝光くんが少し迷うように黙ってから、
朝光
朝光
.....今はもう少しだけ秘密にしたい
(なまえ)
あなた
.....そっか
少し残念だった

でも、朝光くんは笑っていた
朝光
朝光
ただ
(なまえ)
あなた
朝光
朝光
その人と、もっと話したいと思ってる
(なまえ)
あなた
.....
顔が熱くなる

それ以上、何も聞けなかった

その日の帰り。

教室の外ではーー
ジフン
ジフン
どうだった?
ジフンくんが小声で聞く
朝光
朝光
まあまあ
朝光くんが答える
ジフン
ジフン
で?言った?
朝光
朝光
.....まだ
ジュンギュ
ジュンギュ
早く言えよ〜!
ジュンギュくんが笑う

ヒョンソクくんが朝光くんの肩を軽く叩いた
ヒョンソク
ヒョンソク
でも、前より進んだんじゃない?
朝光
朝光
.....うん
朝光くんは少しだけ笑った
朝光
朝光
たぶん、俺.....あの子のこと、もっと知りたい
その言葉を、私は知らない

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