第170話

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2019/08/29 11:01


少しだけ伸びた髪。



彼と私の左腕には

まだ、



シルバーのブレスレットが輝く。








ウジ
ウジ
あなた、、ごめん、、あの日のこと
u
u
謝らないでいいよ
u
u
大丈夫だから


そう、全部知っている





サランさんのせいだってこと。

別れざるを得なかったこと。



ウジ
ウジ
今、部長と住んでるの?
u
u
住んでるよ
ウジ
ウジ
付き合ってるんだ、、
u
u
そうだね、
ウジ
ウジ
あなた、あのさッ
u
u
私は、、!
u
u
私は、、、どうすればいい?
ウジ
ウジ
えっ?
u
u
ごめんなさいッ、、
ウジ
ウジ
どうしてあなたが謝るの?


涙が出てきた。



u
u
もう、、おっぱとは、、
一緒になれないよ、、
ウジ
ウジ
どうして?
u
u
また、こんなことに、、
なるかもしれないから、、
ウジ
ウジ
こんなことになったとしても
今、こうしてあなたに会えてる
ウジ
ウジ
あなたがそばにいる。
ふたりで乗り越えよう?
u
u
おっぱ、、、
u
u
実は、、、私、、
人事異動があって、姉妹会社の
マーケティング部に行くことになって
u
u
引っ越すの
ウジ
ウジ
一緒に行こう?
ずっと一緒に
u
u
そこにはね、、、、




言いたくないなぁ。


















u
u
サランさんがいる会社だよ?


すると彼は
ウジ
ウジ
だから何?ㅎ
ウジ
ウジ
俺がそばにいるでしょ?


即答。






ウジ
ウジ
あなた、、もう一度、、
そばにいてくれないかな、、
もう、離さないから
u
u
うん、、


彼は私を抱きしめた。



その首筋からの香りは


以前の記憶を思い出させた。






不安しかなかった今までの日々を


忘れさせてくれるようだった。




ありがとう。おっぱ。










u
u
ずっとッ、ずっと好きッ、、、
ウジ
ウジ
愛してるよ
ウジ
ウジ
あなた



キスをすれば、

笑顔になる。



そして、好きが増すんだ。








ウジ
ウジ
もう、、離さないから
離れないでね



彼を信じて生きていこうと



誓った。








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