犬だからか、なぜか白馬の言葉がわかる。
俺は、そっと光一様に近づいた。
土まみれになって花を植える彼の姿があった。
俺は、人間の姿になり、光一様に近づいた。
と、なにやら殺気を感じた光一王子は・・・
つよしは、危なく彼の一太刀を、浴びるところだった。
そこに現れたのは、
なんと、虎隊長。
そう、剛王子を、斬りつけようとしたのは・・・虎隊長だったのだ。
間一髪で、光一王子に助けられた剛王子。
剛王子の言う通り、彼の額の刻印からものすごい妖気が・・・・
剛王子は、光一王子を、守ろうと彼の前に立ちはだかる。
彼はなにやら奇妙な呪文を唱え始めた。
虎隊長の手から黒い光が光一王子に向かって放たれる!
光一王子は、目を疑った。
剛王子は、光一王子を、庇い、その光を受けたのだ。
傷つき倒れそうになるつよしは、犬の姿になりかけている。
虎隊長は、面のすごい早さで光一王子に近づき・・・
傷つき動けないつよしの前で虎隊長は、光一王子を連れてそのまま消えていった。
剛王子は、意識朦朧としながら・・・
さっきの光は麻酔銃だったのだ。
体を引きずり、やっとのことで彼女の部屋にたどり着いた・・・・
力を振り絞り、戸を叩く・・・
それだけ言うと、剛王子は、そのまま意識を失い倒れてしまった。
そして、しばらくして犬の姿に戻ってしまった
怜香様は、それをみて・・・
なにも答えない・・・
ずっと引っ掛かっていた。
あのとき、わたしを助けてくれた人だわ・・・
間違いない・・・・
彼は・・・犬の姿になってしまったつよしは、麻酔が回り、すごい熱である。
つよし・・・
ううん、剛王子・・・
今度はわたしが助けるから!!
怜香様は、必死に彼を看病した。
毒を抜いて・・・
彼はもう眠っているだけだった
怜香様は、つよしを、擦りながらそう呟いていた。
あれから半日が過ぎようとしていた・・・
相変わらずつよしは、眠ったままで・・・・
怜香様は、犬の姿のつよしを、撫でながら・・・
彼女の目から涙がひと粒零れ落ち、首輪に落ちた。
・・そしてその怜香様の祈りがつよしに届いたのか・・・
不思議な光に包まれ、もとの姿に戻った
目を覚ますと、怜香様の顔が普通に見える?
気のせい?
気のせいやな。
そう言えば俺はあのとき、光一様を、守ろうとしてなにかを打たれて・・・
と、説明していて、やっと気がついた。
自分は今犬の時間のはずなのに・・・
ちゃんと人間の言葉をしゃべっている?
自分が未熟だったから・・・
怜香様に、まっすぐに見つめられたが・・・
そのとき、悟兵士が、部屋に入ってきた!
そういうと剣を剛王子に向けた。
説明する暇もなく、怜香様に紹介された
尚も剣を向けようとする悟兵士。
悟兵士は、颯爽といなくなってしまった
しかし、剛王子は、まだ、怪我が痛むのかふらついてしまった。
怜香様が支えてくれた。
怜香様に、支えられているのを開いてるドアから見えたらしく、別の兵士が入ってきた
また、剣を向けられる
兵士は頭を下げると、部屋のドアを閉めた。部屋には怜香様と二人きりだ。
名前で呼んでくれるなんて・・・
怜香様が泣いている・・・
こんな俺のために?
俺は、彼女の前に膝まずくと・・
勇気を振り絞り・・・
剛王子は、走り出した。
その姿をいつまでも見送る怜香様だった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!