水道にいるのは、あん、神谷、夕稀さん、府間の4人だ。
あ、そうだ。あんちゃん。
なんですか?
ご両親は来てるの?
えっと…母は来ていると思います。
父は午後からだって言ってました。
ん??そういえば、ヒイケンの奥さんって歌手の…
言いかけたところに…
夕稀にい!!
走って文くんが戻ってきた。
お、戻ってきた。
お、おねーさん!!
??文陽、何で背中隠そうとしてんだ??
か、かっか、隠そうとなんてしてないよ…
文くんの口調が動揺している。
みせろっ!!
神谷が文くんの背中に回る。
おい!?これ!!
??
私たちも文くんの背中に回る。
え!?お父さんのサイ──
あーんー!!
誰かが私に飛びついてきた。
く、苦しい…
オォォォォオ!!ヒイケンだ!
す、すげぇ…
ぬえっ!?男だらけじゃねえーか!!
おぬしら全員、名を名乗れ!!
まるで時代劇じゃん…
お父さん、静かに!!
お母さん半ギレしてるよ…
大丈夫よ?
家帰って、一発食らわすから笑
(こ、こわい…)
(こ、こわい…)
で、その子たちはだーれ?
お母さんの表情がどす黒い。
えっと、このマスク付けてる子が…
神谷水翔です。
サッカーやってます。
神谷ってことは…!!
あら、かみふみくんのお兄ちゃん?
はい!!
光ちゃんの息子か~あ
光ちゃん?
えっと、キミは??
俺は、神谷夕稀です。
門学のサッカー部です。
あら、門学生!?
光ちゃんと同じなのね~♡
話しについて行けない…ぼうっと見ている府間。
君は??
俺ですか??
府間邦雅です。陸上部です。
陸上かあ…
えっと、ダレデスカ?
はあ??と見つめる神谷3兄弟。
お母さんはあら?と少し驚いている。
知らないかぁ…
ヒイケンこと、緋色賢也です。
元サッカー日本代表でしたー
今は日本サッカー協会、副会長の立場であります!
ごめんねー変なおじさんが声かけちゃって…
でも、あんまり言わないでね?
応援に来ただけだから笑
あの…konoさんですよね?
えー!?知ってるの!?
はい、母さんが好きなので。
マザコンだったの!?
ちげーよ。
あ、そういえばこの間うちに来たわよね?お見舞いに
はい。
ありがとね~
いや、何もしてないんで…
ねえ、お母さん。
お父さんが泣いてるよ。
うぅ…誇音のことは知ってて…俺は、知らないかぁ…悲しい…
ほっといていいわよ~
あん、早く戻らないと捜しに来るかもよ?
そうだね、戻ろっか。
じゃ、水翔。俺ら帰るからじゃーなー
おう
私は、神谷と府間と応援席へと戻った。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!