あなたside
_______あぁ、私はこの人を.....
赤葦「.....?どうかしましたか?」
ぼぅっとたっていた私の顔を覗き込むように聞く。
その顔はポーカーフェイスとは違うようだった。
『なんでもないですよ...行きましょう?』
もう思いたくないと思った感情が心の隅から吐き出されるように昇ってくる
赤葦「、?どうかしましたか?」
『え、?』
いや顔が、と少し焦っている様子の彼
顔?
『____っ』
部室の鏡を覗いた
そこに写っていたのは顔を赤くした私だった
『あ、
...いや、なんでもないです、』
赤葦「え?い、や、いや、何かしましたか、俺」
『いや、ほんとになんでもないですから、!!』
私はそう言ってみんなが居ない反対側から部室を後にした
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。