第47話

■09話【終焉の地、ドレスローザ】5/5P 登場人物/ロー、サボ
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2026/03/11 02:24 更新
AnotherStoryアナザーストーリー闇夜の太陽やみよのたいよう:09/10話
9話【終焉しゅうえん、ドレスローザ】5/5P
45/50P┃2400字┃再投稿用変加筆済
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「………やっぱり『ありがとう』だな」

「ああ、ありがとうな、あなたのナマエ……!!」

(ローくん……………サボさん………………)

全てを話終わった今はもともと夜だったけれども、空にとてもキレイな星が瞬いていて───『大切な時はいつも夜で星がキレイだな』とか思ってると、置いていたランプでふいに照らされたローくんとサボさんの顔は、情けないくらいに柔らかく崩れていた。

見たことない表情も雰囲気も─それらを物語っている。

(こんな顔されたら……ガマンできない!!)



「あ──────わ、私はですね。………コラさんが大好きでエースさんも大切だから、どうしても助けたかったんですけど………ローとサボさんも大好きだから、余計になにがなんでも悲劇を変えたかったんです」

(う“~~~~~~~~~~~~~!!)

「……で、ですから…おふたりのそんな顔を見れただけでお釣りがきちゃいますから……!!」

(いや、マジで!!!!………………だって、この人達はどれほどに自分を責めたんだろう)



(………………………………………………………………)

[原作]で[トラファルガー・ロー]が言っていた話だけれども、今の彼があるのは〈コラさんの功績〉だと私も本当にそう思う。

自身の全てをかけて彼に[命]と[自由]を与えた。

コラさんの成した功績は─────

■半年も珀鉛病を治そうと病院を巡ったこと
■色んな人を出し抜き《オペオペの実》を入手して[トラファルガー・ロー]に与えたこと
■珀鉛病を救ったこと
■未来がない少年に未来を与えたこと

言葉になんて、とてもできないくらいにたくさんあるんだけど、きっと一番は───『なにも信じられないと言っていた少年にまた人を信じる、と言うことを身を持って体現した』だと思う。

本当に本当に本当に、良かった。

もしかしたら、コラさん自身もセンゴクさんにしてもらったのかもしれない。だってあの人は【仏のセンゴク】で[海軍元帥]になるほどの人格者………そんな人に息子のように気遣ってもらってたんだから。

そんな風な〈想いの連鎖〉を受けた[トラファルガー・ロー]は海賊団の仲間にも[同盟]の関係者にも、ちょっとした知り合いにも、駆け引きなしに優しく親切にしている姿があるのが嬉しい。……せつなくて、嬉しい。

(もともと優しい人なんだろうけど、壊れていたのが戻った……んだよね)

 




サボさんも記憶がなくて、なにも知らないうちに全てが終わってるとか………ヒドすぎる展開。明らかにめちゃめちゃ努力してスゴく強くなった人なのに。

だから───『サボ封じ?』と感じた。


仮に[頂上決戦]のあの場にサボさんや[革命軍]の人達がいたら未来はどうなっていたんだろう。あれは[ルフィの成長や世界の変化のためにエースさんと白ひげさんを殺す流れ]になったのでは………

なんて『たられば』を考えてしまう。

(誰のせいでもないのにとことん背負って、自分を追い詰めてる描写がツラすぎる……)

だもんでサボさんの代わりに───は、なれないけれども助ける道を探したかった。

大体、エースやルフィのことの記憶が甦ったのはともかくとして〈子供だった彼が貴族の家族や義兄弟との約束を捨てて一人で国を出ようとした〉───それに至る経緯のことまで思い出した、ということ。

もう[革命軍かくめいぐん]で平穏に過ごせてても、本気で[幸せ]なんて思えないんだろうことが……ただただせつない。



(せつなすぎるんだよ【ONE PIECEワンピース】!!)

このお話の至るところで『ローとサボが周りまで巻き込み、ムリをしてもここにいる意味』を考えれば考えるほどに、その言動や行動が痛ましくて心苦しくなっていく。

それで───『もう自分を責めながら生きるのを止めて欲しい』のが変わらぬ願い。本当に大切な人がいる世界でちゃんと笑って欲くて──そうしたかった。

(ルフィも含めて、彼らの技を再現した技を使う時が鳥肌が立つくらい愛しくて切なくて………大好きなシーンだけど……胸をしめつけて痛い)



「………………一連の全ての出来事は私の個人的な勝手な思いで自分勝手なワガママをした結果ですので………でも感謝をしてくれてありがとうございます」

「あとふつうなら知るはずのない『個人事情の詳細』や『リアルな気持ち』を勝手に知られているのは、本当にスゴく気持ち悪いことだと思います。………決して悪用したり他言も悪い利用もしないと私の[命]に誓いますのでその点は多目に見て欲しいのですが──」

「今更、お前のそんなトコを疑わねェから」

「当たり前だろ!お前はどれだけのことをやったと思ってるんだよ。………そうだな『アナタ達、みんな私の下僕になりなさい』とか言ってもきっと大抵の奴らが喜んでなると思うぜ?おれも、なりてェもん」

「へっ!?」

爆弾発言を言うサボさんにビックリして、目を見開く。

(……下僕って……なりたいって……ナニイッテンデスカ)

なにぶん[恋の奴隷]なのはこっちだと思ってたらローくんもとんでもない発言をする。

「ああ………そうだな。下僕はともかく〔お前のもの〕にくらいはなってやってもイイぞ」

(なっっ!!)

「……わ、私はコラさんだけで充分です!!」

ニヤリと妖艶に笑うローくん、あははと爽やかに笑うサボさん。声はキレイな星空に吸い込まれていった。───これを笑っていることを後悔する日が来るのをまだ知らない。







ビブルカードと個人用の電伝番号(なんて言うのかな?)をサボさんと交換している時に、私にも『なにかある時は飛んでいく』と言ってくれたのがスゴく嬉しくて、ニヤけてしまう。



「で、お前、これからどうするんだ?」

みんながいるところに戻るタメに三人で崩壊した街をながめながら歩いて『一緒に歩いてるだけで幸せ………!』とか思っていると、ローくんがたずねてきた。

ニヤけた顔を戻して振り向き、答える。

「ロー達は[ゾウ]に行くんだよね?それに私とコラさんも同行していい?アルタイルとベガを迎えに行きたいの。それからのことは無事に着いたら考える」

「なるほどな。………お前の『言わなくてもイイ』のはこういう仕組みだったのか。んじゃもうしばらくは、コラさんとも一緒に居れるんだな」

(う“っバレてる。………あんま言わないようにしてたのに)

「……全部当たりだよ。……うん。よろしくね」


「は─おれもルフィ達と一緒に行きたいぜ」

満足気なローくんに嫉妬したのか、会話が終わるタイミングでサボさんが肩を落としてうなだれていた。

「ほんと(目の保養のタメに)『来ればイイのに』とは思いますが、総本部で今回の報告と事後処理をするんですよね。また近いうちにお会いしたいです」

「全くだ。でもこれからは連絡も取れるし、なんてったって〈生きてる〉んだもんな!」

「ふふふ、はい!」

(おどろくほどにおだやかで和やかな空気…)

いちいち『嬉しい………』と緩みまくる顔が、とてもじゃないけど抑えられない。


軽い雑談をしながら私達三人が帰るとコラさんが嬉しそうに手を広げて迎えてくれる。ルフィはまだ寝てたけれど、寝てる彼に肉を食べさせていたエースさんもこちらを見てニィッと口角を上げて笑う。

「「おかえり!」」

「「ああ、ただいま……」」

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執筆日〔2018,02,09〕
変加筆〔2024,01,23〕
変加筆〔2024,05,23〕
変加筆〔2024,09,27〕
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