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第19話

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83
2025/12/31 06:56 更新
ーttmr視点ー
ttmr
待ってあなたっ!!
水苑 玲(れい)
ttさん…?
はっとすれば、そこはさっきまでいた道。
周りが心配そうな目でこちらを見ている。
ttmr
さっきのは、夢ではない。
あなたは、咲嘩の中に魂を入れる契約を事前に何処かでしていて、そして今、その中で眠っているんだ。
ttmr
玲、咲嘩…
水苑 玲(れい)
…なに?
紅狼 咲嘩(せっか)
どうしたのだ…?
ttmr
3人だけで、話がしたい。いいか?
水苑 玲(れい)
…わかった
それから、さっきあった事を話した。
二人は呆然としていたが、咲嘩が自身の目に触れて、言う。
紅狼 咲嘩(せっか)
じゃあ…私はどうすればいいのだ…?あなたちゃんが、私の中にいるなんて…
ttmr
俺が…なるべく早く、術を完成させる
ttmr
それまでの間、普通に生活して欲しい…と、言いたいんだけど…
あなたのあの言葉で一気に希望が見えてきたとはいえ、問題がある。
ttmr
多分、あなたの魂が体にある限り、その肉体は神に近くなるんだ
ttmr
だからまあ…あなたの持ってる力は使えるだろうし、身体能力も向上すると思う
紅狼 咲嘩(せっか)
…? じゃあ私は、それに気を付けて生活すればいい…ってこと?
ttmr
ああ…。だが、学園が終わったら…毎日俺のところに通ってくれ
紅狼 咲嘩(せっか)
?? それってどういうことなのだ…?
水苑 玲(れい)
ttさん…解除するの?式神契約
ttmr
ああ…。神社にいた方が霊力も上がるし…。でも、玲には加護を付けて守護はする
ttmr
ただ、式神でなくなるってだけだ
水苑 玲(れい)
そう…か
水苑 玲(れい)
…わかった。契約を解除しよう
ttmr
ああ…
玲の出してきた手を握った時、彼は言った。
水苑 玲(れい)
その代わり。俺らが若いうちに、その術を完成させてよ。俺も手伝うからさ
ttmr
…! ああ、わかった
ttmr
っ……
何年経ったかはわからない。でも、二人は確実に若いままだから、そこまで時間は経ってないんだろう。
水苑 玲(れい)
じゃ、手順を確認しよう
紅狼 咲嘩(せっか)
うん
水苑 玲(れい)
まず、咲嘩さん除く俺達は、持つ霊力をttさんに思いっきり送って、肉体を生成する手伝いをする
紅狼 咲嘩(せっか)
そして肉体ができたら、私が霊力を落ち着かせて…
ttmr
完全に落ち着いたところで、俺が咲嘩の中から魂を抜いて、肉体に入れる
白風 理褸(りる)
僕の補助技で、ある程度霊力の増大をします
bl
私は魔力しか持ってないから、万が一倒れた人がいた場合の治療をするよ
ttmr
…よし。じゃあ、頼んだ
水苑 玲(れい)
ああ。任せて
ttmr
ふー…始めて
水苑 玲(れい)
ああ
ゆっくりと呼吸し、入ってくる霊力を貯めていく。
そして、ある程度貯めたところで、技を打つ。
ttmr
創生支配そうせいしはい 肉体にくたい
上手くいくかどうか、不安でしかなかったが…。
一気に光に包まれた後、そこには目を瞑って座っているあなたがいた。
俺の想像した体に作られるから少し小さく子供っぽいが、我儘は言ってられない。
ttmr
よし、肉体はできた
紅狼 咲嘩(せっか)
ttさん…お願いするのだ
俺の前に、咲嘩さんが座り込む。
彼女の肉体から溢れる神の霊力が、どんどんと落ち着いていく。
痛みでも感じると思っているのか、少し震えている体。
ttmr
咲嘩さん…。大丈夫、出来る限り早く終わらすよ
紅狼 咲嘩(せっか)
…わかった
一つ呼吸をして、彼女の頭に触れる。
そして手に霊力を纏わせて、少しずついれていく。ゆっくりと、精神に干渉する。
紅狼 咲嘩(せっか)
っ……
長い間そのままだと自我が危ないのは証明済みだから、さっさとあなたの魂を探す。
ttmr
っ?
ふと、柔らかいような感覚がして、それを掴んで持ち上げてみる。
ttmr
これ…だ
紅狼 咲嘩(せっか)
? それは…?
俺の手をあるのは、水色をしてて柔らかそうな玉。
ttmr
これがあなたの魂だ。本人の言ってた通り、寝てる状態みたいだね
多分側から見たら、青い玉を持ってるようにしか見えないだろうが、これが魂なのは確実。
俺は肉体を寝かせて、額部分に魂を浮かせて乗せる。
ttmr
ふ〜…
ttmr
〈今、この時を持って。蘇生術を使用する〉
ttmr
〈死して尚、俺はその生を望んでいる。そして貴方も、それを望んでいる〉
ttmr
〈この言葉に頷くのなら。その魂、受肉せよ〉
途端に、霊力が一気に体が抜ける。
地面に膝をつくと、玲と咲嘩が俺の体を支えてくれた。
そして目の前の魂は、薄く光を発しながらふわふわ浮いている。
…やがて。魂は溶けるように肉体に吸い込まれていった。
ttmr
っ! 成功だ…!
紅狼 咲嘩(せっか)
やっ、た!これで…、あなたちゃんと会える…よね
白風 理褸(りる)
はあっ…成功、したんですね
華園 詩㮈(しな)
もう霊力が底をつきそうです…
皆が口々に言いながら、床に倒れる。
そして皆、座りながらニコリと目を合わせて笑う。








あなた
おはよ、兄様、咲嘩
紅狼 咲嘩(せっか)
っ!
くるっと皆が振り向いた時。
あなたは正座して、以前と変わらない笑みをして、俺らを見つめる。
あなた
…ありがとう
あなた
ごめんね兄様。無茶をして
ttmr
ッ……
俺は何も言わず、あなたを抱きしめる。
あなた
…ふふ
ttmr
ほんとッ…どれだけ、心配したとッ…!
あなた
ごめんなさい兄様。今回のは、本当に
あなた
でも、見てましたから知ってますよ
あなた
ちゃんと、皆が若いうちに。2年で術を完成させたんですから
あなた
…流石、私の自慢の兄です
ttmr
っ…ああ…勿論!俺はお前の兄だからな!
より力を入れて抱きしめる。もう二度とあんな事を起こさないと、誓いも込める。
二人とて存在しない妹を、守る誓いを…。
END .











紅狼 咲嘩(せっか)
あなたちゃあぁぁ〜!!ごめんっ…ごめんッ…!
あなた
別にいいよ、咲嘩。未来回避には仕方なかったんだから
ttmr
…ちなみに、なんで未来俺らに話さなかった?
あなた
あ〜…?未来が断片的すぎて、近くがどんな状況かすらわからなくて…
あなた
そんな中未来教えても不確定要素過ぎて信じられないかもなって…
ttmr
言ってくれればお前死なずに済んだだろ…
あなた
まあそれはごめんなさい…


本当のEND .

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