第50話

歌詞パロ『きゅうくらりん』(2)
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2025/01/04 06:15 更新
急いでベッドに潜り込む。
今日は仕事が長引いてしまった。
心も体も疲れ切っているはずなのに、
なぜだか寝付けないままでいた。

今夜眠って目覚めたときに、起きる理由が
何もないような気がしてしまって。
あなた
(朝が来たら、私はどうしよう…)
なんて思ったって、どうせいつも通り
探偵社の皆と仕事するだけなのにな。










うるさく鳴いた文字盤を見てた。
ついさっきまで脳裏に映っていた夢の
内容をふと思い出した。
中島敦
またね、あなたちゃん!
一歩一歩、ゆっくりと踏み出す。
傍からは後ずさりするようにも見える。
あなた
うん。また、明日ね。
”また”って、言えた。
そんな喜びより、”もう呪いも呪われもしなくて
済むんだ”という安堵が先に来てしまったんだ。
なんて思い出も昇る西日に照らされ
少しずつ消えて忘れていく。
あなた
(本当に違う世界、なんだな)
心に入っていた細かなヒビが、
こんなにも恐ろしい。





















太宰治
『あなたちゃん…?何だい此れは…?』
あなた
『少し…下がっていてください。
 彼奴から目を逸らしてください。』
あなた
『大丈夫ですか…?』
ああ、貴方が本当の私を知ってしまう。
あなた
『…すみません、後にして
 もらってもいいですか…?』
太宰治
『…まぁ、早く手懸かりを見つけて
 国木田くん達と合流しないとね!』
少しでも、取り繕っていなくちゃ。

ちゃんと笑えなきゃね、大切なものも
壊れてしまうから。
あなた
(ほんの少しでも…此の
幸せが続けばいいのに…)
あなた
(だけどこの世界が続く限り、私は
きっと心でずっと孤独でいるんだ)
幸せな明日が来ることを願うけど、
その裏にある、底なしの孤独をどうしよう。

もどかしくて、どうにかできる気がしなくて、
もう、うめき声しか出ない。

わたし、ぎゅうぐらりん。
皆様、明けましておめでとうございます(遅い)

途中差し込んだ太宰さんとの会話シーン、
本編の方からほぼそのまま引っ張ってきたもの
なんですよね。気付きましたか?
暇がある方はぜひ調べてみてください。

次回でこの歌詞パロも完結です。
リクエスト、待ってますからね。
それではまた次回、おつなろ~!

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