急いでベッドに潜り込む。
今日は仕事が長引いてしまった。
心も体も疲れ切っているはずなのに、
なぜだか寝付けないままでいた。
今夜眠って目覚めたときに、起きる理由が
何もないような気がしてしまって。
なんて思ったって、どうせいつも通り
探偵社の皆と仕事するだけなのにな。
うるさく鳴いた文字盤を見てた。
ついさっきまで脳裏に映っていた夢の
内容をふと思い出した。
一歩一歩、ゆっくりと踏み出す。
傍からは後ずさりするようにも見える。
”また”って、言えた。
そんな喜びより、”もう呪いも呪われもしなくて
済むんだ”という安堵が先に来てしまったんだ。
なんて思い出も昇る西日に照らされ
少しずつ消えて忘れていく。
心に入っていた細かなヒビが、
こんなにも恐ろしい。
ああ、貴方が本当の私を知ってしまう。
少しでも、取り繕っていなくちゃ。
ちゃんと笑えなきゃね、大切なものも
壊れてしまうから。
幸せな明日が来ることを願うけど、
その裏にある、底なしの孤独をどうしよう。
もどかしくて、どうにかできる気がしなくて、
もう、うめき声しか出ない。
わたし、ぎゅうぐらりん。
皆様、明けましておめでとうございます(遅い)
途中差し込んだ太宰さんとの会話シーン、
本編の方からほぼそのまま引っ張ってきたもの
なんですよね。気付きましたか?
暇がある方はぜひ調べてみてください。
次回でこの歌詞パロも完結です。
リクエスト、待ってますからね。
それではまた次回、おつなろ~!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!