
......ねえ、死神君。
いつしかもう夜で、死神君がいた。

どうしたの?

なんで、夜なの......?
すると、あのときと同じように、左手を頭の後ろにやって言った。

......昼間だと、目立つし、迷惑でしょ。

......。
結月は思い出した。
それは、彼が、癖で、嘘をつくときにやっていたのだ。
流行ってるのだろうか。
そうなれば、なにかが嘘だ。

......まず、貴方の姿は人に見えるの?

あ......
あたりまえのことを忘れていた。
アニメとかでは、普通の人間には見えないのだ。

死ぬ間際の私だけじゃなく、みんな見えてるの?

......昼間だと忙しいから......
また頭に手を。

昼間だけ?

......
意外と、単純なのかも。
死神の抜けっぽさに、親近感がさらに増した。

わかった、行くよ、昼間でも。

やった!ありがとっ!
実はこの頃寝不足だったのだ。
寝不足だと、眠い。日中でも。
とくに、毎日ベッドの上だ。
ふと、カレンダーに目を向ける。

......っていうか、もう1月だね。

......そうだね。

......願い事、か。
あと3つだよね。
分かんないよ、なに願えばいいか。

思い付かないの?それとも、

......選べないってこと?

まあ、そうなんだけど、いざとなったら、思い付かないの。

......。

......あ、夜が明ける。
帰る、と言う前に、結月は死神の腕をつかんだ。

......

......別に、もう帰らなくったって、いいでしょ?

夜限定じゃ、ないでs......
瞬間、結月にすごい睡魔が襲った。
強力すぎて、不自然だった。
あっさりと負け、無意識にベッドに体を預けた。

......ごめん、やることがまだ、ある。
眠る結月をそっとなで、また、窓から出ていった。
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