カムバで、私たちは日本に帰国していた。
今回は日本の滞在期間が前より長いし、夜は結構余裕があった。
その話を樹にしたら、ご飯に行こうという話になった。
樹「まじでなんで?」
森本「いいじゃん。あなたちゃんと仲良くしたいし?w」
樹「だからしなくていいって!w」
『慎太郎くんもくるとは思ってなかったですw』
森本「俺いたらまずかった?」
樹「うん。まずかった」
『いや、そんなことないですよ?w』
樹は怪訝そうな顔で私のことを見てくる。
なんでそんなに嫌そうなの…w
メンバーなんじゃないの?w
森本「ほらぁ〜!あなたちゃんがこういってくれてるんだし!いいじゃん!」
樹「マジでお前さぁ…」
『いいじゃん!樹、ほら、早く頼も!』
樹「マジで3人で食べる流れじゃねーかよ…」
何故か嫌そうな樹だけど、いざ食べ始めれば楽しそう。
イキイキとSixTONESの話をする慎太郎くんと
そんな慎太郎くんにズバズバツッコミを入れる樹。
やっぱりSixTONESは仲がいいみたいで、さっき嫌がってたのも照れ隠しかなんかかなぁなんて。
樹「ちょっと便所」
『言い方…』
森本「そういうの気にするタイプ?w」
『まぁ、少しは…?厳しいわ訳じゃないですけどね』
森本「へぇ〜そうなんだw」
樹が離席して、個室に2人きり。
森本「やっぱり韓国でアイドルって大変?」
『ん〜、日本でやってたことないんで…w』
『大きくは変わらないとは…思います』
『ただ国が少し介入してるぐらいで』
森本「それ大分変わるヤツw」
『そうかもですw』
森本「なんか、K-POP独自のルールとかないの?」
『えぇ〜…独自のルール…。体重制限(?)ぐらい?』
森本「あ〜なんか聞いたことあるかもw」
『でもそのぐらいですよ?』
森本「恋愛禁止とかないの?ジャニーズないけどw」
『事務所によりけりですねw』
森本「あなたちゃんのところは?」
『JYPはデビュー3周年迎えるまではダメです』
『でも、それ以降はいいみたいです』
森本「なんか独特だねw」
『デビューしたばっかだとファンに迷惑掛けやすいからかな?って感じですねw』
森本「まぁ、新星!って感じだしねw」
『はいw』
森本「じゃあ、あなたちゃんの恋愛が解禁されるのは…2022年?」
『ですね…。そこそこ先ですw』
森本「まだ一年目だしねw」
『こればっかりは仕方ないですw』
『それに好きな人もいないですし…?』
森本「そっかそっかー」
樹「慎太郎変なことしてねぇよな?」
森本「お、おかえりー!!」
『遅かったね?』
樹「俺の質問は無視?」
森本「してないって!wね?」
『はいw慎太郎くんがそんなことするわけないじゃん?』
樹「いや、こいつも所詮男」
『意味わかんないw』
森本「過保護すぎだからね?w」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。