前の話
一覧へ
次の話

第6話

5話
30
2024/04/30 09:40
(なまえ)
あなた
じゃあ逃げよう

















(なまえ)
あなた
逃げてもいい。だからまずは自分がここに居てもいいって思える人の所に行こう
(なまえ)
あなた
それで間違えたって、またお姉ちゃんの所に来たらいい









(なまえ)
あなた
どう?
















てるとは黙り込み下を向いた











不安なのかな…どうしたら不安がないって教えれるかな

















うーん…と悩んでいるとてるとは私と握っていた手を強めて言った















てると
てると
お姉ちゃんの所がいい!!
(なまえ)
あなた
…へ?




てると
てると
お姉ちゃんと一緒にいたい!
(なまえ)
あなた
けっけど、お姉ちゃんの所にいたらあんまり便利な生活でしないよ?
(なまえ)
あなた
それに…
てると
てると
それでもいいの!!僕はお姉ちゃんと一緒にいたい!
(なまえ)
あなた
でも…
てると
てると
お姉ちゃんが言ったじゃん!お姉ちゃんの家にひきとるって!











(なまえ)
あなた
(………確かに言った。けど…)














私の家は母親と父親がいる
だけど昼間は仕事でおらず、夜も夜中に帰ってきている
母親はお父さんよりも早く帰ってくるが…








お母さんがこんなこと許さない気がする…




















あ、でも























‘’興味ない”か

































(なまえ)
あなた
わかった。それじゃあ私の家に行こうか
てると
てると
うん!!






















-26時-
(なまえ)
あなた
ここが私の家。これから住む家だよ
てると
てると
広い!!☆
(なまえ)
あなた
けど使っていいのは2階の私の部屋だけ。わかった?
てると
てると
了解です!!








私たちは急ぎ足で2階に上り、自分の部屋に入った








てると
てると
わぁ!凄いね!!
(なまえ)
あなた
そう?









まぁ、あの家よりかはすごいかも…

















私は帰りにコンビニで買ってきた、パンやおにぎり。サラダを袋から出した













てると
てると
ねぇ!お菓子は!お菓子は!?
(なまえ)
あなた
はい。はい。今は夜中だから静かにね
てると
てると
ハーイ







ふふ…。そういえば、久しぶりに笑ったな…


てるとパワーかもね。











てるとかお菓子と騒いでいる訳は……






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーー











(なまえ)
あなた
よし、コンビニで食料を買おう
てると
てると
おー!












コンビニは私の愛用の店だ。夜中でも普通にやってるし、品数も多いから助かっている













(なまえ)
あなた
(えっと…おにぎりとパンと、あ、野菜も食べないと…)


うーん…全部買うか。よし、てるとは…
てると
てると




てるとはお菓子コーナーをじっと見ていた






もしかして食べないのかな…
















(なまえ)
あなた
てると
てると
てると
わっ!!びっくりした…
(なまえ)
あなた
これ欲しいの?












てると
てると
ちっ違う!ただ見てだけ!





















(なまえ)
あなた
…我慢しなくていいと思うよ
(なまえ)
あなた
我慢ばっかししてたら人生損しちゃうよ
てると
てると
…でも怒られちゃう…
(なまえ)
あなた
私が怒ると思う?たったの1個に。私は怒らないよ
(なまえ)
あなた
けど、お菓子は1個だけね














てると
てると
…うん!!






えー…どれにしよう…とてるとは必死に選び、
やっと1個に絞ったのだ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーー
てると
てると
ふっふっふ…お菓子…





てるもは宝物を見るようにしてお菓子を眺めていた






あの家ではお菓子1個も買ってくれなかっただろうな…
そう考えると甘やかしてしまいそうだが、
甘やかせすぎてもダメだ
  

しっかりてるとのことを育てないと…






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー



ご飯を食べ、てるとはベットに、私は敷布団で寝ることにした
もう使っていない物が出てきてよかった…



























(なまえ)
あなた
(…………寝れない)


私は何度も寝返りをうち、寝ようと努力をしたが、
意味はなかった
寝れたとしても2時間寝れたらいい方だ。


明日がちょうど休みでよかった












てると
てると
…ムク
(なまえ)
あなた
…あれ?てると起きちゃった?背中トントンしてあげようか










私が音を立てすぎたか…てるとには悪いことしちゃった…














トントン









てるとの背中は小さく、細かった
…世の中にはこんな小さな子供でも
あんな嫌なことをされているのか…
なんて大人は身勝手なんだ…

















てるとは…私が守る
































てると
てると
…お姉ちゃん
(なまえ)
あなた
ん?

































てると
てると
トントントン
(なまえ)
あなた
え…
てると
てると
お姉ちゃんにもしてあげる













てるとは私の所まで来て、私の背中をトントンしてくれた

































あ、




(なまえ)
あなた
うん。うん…ありがとう。









子供はなんで些細なこともきずいちゃうんだろう…



















その日は、久しぶりにゆっくり寝れた

































私もてるとくんに助けられています

プリ小説オーディオドラマ