第11話

リクエスト))莉犬くんを弱らせてみた②
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2020/03/24 01:50 更新
さとみside
るぅと
るぅと
莉犬っっっ!!!!
るぅとくんが急に叫んだ。
ヘッドホンをしていた俺にも聞こえるような声で。

そっちを見ると、既に莉犬の隣にいたころんとるぅとくんが床に片膝をついていた。
さとみ
さとみ
え?!?!
莉犬どうした!?
状況が分からず1、2秒経ってから理解した俺はメンバー同様に莉犬に駆け寄った。
ななもり
ななもり
すいません!!
1回音楽止めてください!
冷静ななーくんの声で、スタッフははっとしたように音楽を止める。
ころん
ころん
え、あっつ!
ねぇ莉犬くんめちゃあついんだけど!
莉犬のおでこに触れたころんが言った。
るぅと
るぅと
あー!
もう…だから今日おかしかったんですね…
ジェル
ジェル
とりあえず、レコーディング室から出よ!
さっきから莉犬凄い震えてる!
突然の出来事に皆驚きを隠せない。
実際俺も、まごついてしまいなんも出来ずにいた。
ななもり
ななもり
聞いて!
ジェルくんは莉犬くんを控え室のソファへ!
ころちゃんはお水かってきて!
るぅとくんはなんか布団代わりにかけられるもの探して!
さとちゃんはジェルくん手伝って!
なんかあったら救急車の用意もお願い!
俺は体温計さがしてくる、
ななもり
ななもり
スタッフさんは…
ごめんなさい、今日はレコーディング出来そうにないので後片付けをお願いします!
なーくんが一気に指示を出し、皆我に帰って動き出した。
さとみ
さとみ
ジェルくん、行こ!!
ジェル
ジェル
おけ!
そう言ってジェルくんは莉犬を軽々と持ち上げた。
……………ダメだ。今は笑っちゃ、けれど俺は突っ込まずには居られなかった。
さとみ
さとみ
おい…ジェルなんでお姫様抱っこなんだよw
そう。なんとジェルくんはあろう事か莉犬をお姫様抱っこしていた。
ジェル
ジェル
え?だってこれが1番楽だし!
はい。
今は何も言わないでおこう。
*****************************
なーくんの言った通り、救急車にいつでも連絡出来るようにして皆を待つ。
ジェル
ジェル
……さとみくん、俺スタッフさん手伝ってくるわ。
さっき大変そうだったし、莉犬よろしく!
さとみ
さとみ
分かった!
未だに苦しそうな呼吸を繰り返す莉犬のおでこにそっと触れる。

今日遅れてきたのも、もしかしたら体調悪かったのかも。

……無理してたんだな
もっと頼っていいのに

そんなことを思っていると、莉犬が目を開いた。
さとみ
さとみ
あ、ごめ、起こしちゃった?
…具合はどう?
遠慮がちに、小さく声をかけてみる。
莉犬
莉犬
んぅ……さとちゃん?
さとみ
さとみ
うん。レコーディング中にいきなり倒れちゃったから心配したよ?
良かった。反応がある
莉犬
莉犬
み…んなは?
未だに虚ろな目をしたまま、莉犬は聞いた。
さとみ
さとみ
お水とか、色々持ってきてくれてる
そう言った時だった。
途端に莉犬がボロボロと涙をこぼした。
さとみ
さとみ
?!
莉犬?どうした?!
莉犬
莉犬
ごめ…おれ、やっぱみんなのあしひっぱってばっかだぁ
さとみ
さとみ
誰もそんなこと思ってないよ?
俺がそう言うと、さらに泣き出す。
さとみ
さとみ
莉犬?なんかあったの?
こんなに泣く莉犬を見たのは久しぶりで、こんな事を言う莉犬も久しぶりだった。

何か聞き出すなら、熱があってガードが薄い今だ!!とばかりに俺は聞いた。
莉犬
莉犬
おれが、すと…ぷりにっ……いるの、おかしぃって
…なんで、おまえがっっ………すとぷりにいるんだって……おまえだけ…っばちがいだって………っはやく、ぬけろって
マズイ……
過呼吸んなってきたな
さとみ
さとみ
りいぬっ!落ち着いて?
大丈夫、大丈夫だから
莉犬
莉犬
ひゅっ…さとちゃっ……やだぁ
っ…ヒューッ ヒュ…っ……げほっげほっ
さとみ
さとみ
大丈夫!……っ俺に合わせて息をして?
すーっはぁーっ……
莉犬
莉犬
げほっっ…はぁっ…っすう
……うぁ…
それから数分間、一緒に呼吸して、静かに泣きじゃくる莉犬の背中をさすって。

大丈夫、大丈夫って繰り返した。
そうして、やっと莉犬の呼吸が安定して、目を閉じたころ、皆が帰ってきた。
ころん
ころん
莉犬くん!大丈夫ー?
さとみ
さとみ
ころん!静かにしろって
ころん
ころん
あ、ごめん
俺の腕の中で寝落ちしている莉犬を見て察したようだ。
ころん
ころん
あれ?ジェルくんは?
さとみ
さとみ
ん、さっきスタッフさん手伝いに行ったよ
今度はコソコソ声で話す。
*****************************
結局、皆帰って来てから莉犬が寝てる間に測った体温は39℃だった。

俺は、今あった出来事を皆にはなして、最後に言った。
さとみ
さとみ
誰が莉犬に言ったかは聞き出せなかったけど…
多分、今回の熱もそれが原因じゃないかな?と、俺は思う
るぅと
るぅと
なるほど………((徹夜明けじゃなかったlll_ _ )))
ころん
ころん
え?なんでるぅとくん落ち込んでんのw
るぅと
るぅと
い…いや、気づいてあげられなかったなーと思って!
ななもり
ななもり
ん、確かに俺も気づいてあげられなかった
ジェル
ジェル
やね………
ななもり
ななもり
……今日は解散にしよっか。
莉犬くんが治ったら聞き出そう。
さとみ
さとみ
りょーかい。今はそうするしか無さそうだし
るぅと
るぅと
…分かりました
ななもり
ななもり
莉犬くんは俺が送っとく。
皆お疲れ様!
ジェル
ジェル
お疲れ〜!
ころん
ころん
うん、お疲れ様ぁー
*****************************
秋楓(かえで)
秋楓(かえで)
今回はここまでで!!
次回は後日談になります。
莉犬くんの体調不良は終わりますが、この続きが気になるかたは次回も読む事をオススメします!
ではまた次回、『あなた』と『逢え』ますように!

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