それから数日で
あやめはこの世界のあれこれを
大まかではあるものの理解した
時間は現実と同じようになっていて
天気もそうだ
晴れだったり、雨だったり
曇りだったりと同じ環境だ
しかしそこに住んでいる動物たちは
見たことない生物ばかりで…
金色の毛が生えているもこもこ
とした物体
数時間後
自宅に戻ってきた2人は
雑談を交えながら椅子に座っていた
あやめは気付かぬうちに
目から涙がこぼれ落ちてきた
悲し涙以外生まれてから
流したことがなかったあやめにとって
初めての経験であり
少し混乱している
その後あやめは
目が腫れるまで泣いた
澪はなんとかあやめを元気づけようと
不得意な歌を歌ったり
不格好なダンスをしたりして
あやめのために沢山動いた
あやめはそれを見て笑い
澪は安堵して笑いお互いが
笑い続けたのだ
その日の夜
布団にあやめは寝転がりながら
何気ない風を装って澪に質問する
笑いながらあやめのおでこに
デコピンをする














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。