第4話

幸せな時
5
2024/07/26 15:06 更新
それから数日で
あやめはこの世界のあれこれを
大まかではあるものの理解した
時間は現実と同じようになっていて
天気もそうだ
晴れだったり、雨だったり
曇りだったりと同じ環境だ
しかしそこに住んでいる動物たちは
見たことない生物ばかりで…
(なまえ)
あなた
うわ…なにこの毛むくじゃら
金色の毛が生えているもこもこ
とした物体
澪
あぁ…それはピリリという
森の精霊だよ
(なまえ)
あなた
ピリリ?可愛い名前
澪
でも猛毒を持ってるから
絶対に触っちゃだめだよ?
(なまえ)
あなた
えっ!それ早くいってよ!!
澪
あははっ…ごめんごめん
(なまえ)
あなた
絶対思ってないでしょ
澪
思ってるって…ふふっ
(なまえ)
あなた
笑ってるじゃんか
澪
気のせいだよ
うん…気のせい気のせい
(なまえ)
あなた
次はないからね(軽く睨む)
澪
おー怖い怖い
(なまえ)
あなた
…(何だかんだ幸せだな
この時間がずっと続けばいいのに)
澪
…?どうかした
(なまえ)
あなた
ううん!なんでもない
数時間後
自宅に戻ってきた2人は
雑談を交えながら椅子に座っていた
澪
…(あやめを見つめる)
(なまえ)
あなた
…?(澪の視線に気づく)なに?
澪
ずっと前から思ってたけど
あやめの髪の色は綺麗だね
(なまえ)
あなた
…え
澪
初めて見た時も思ったんだ…
あの時は焦っていて言いそびれて
しまったけれど今なら言えるね
澪
白くて光沢があって凄く綺麗だ…
太陽の光に照らされている時は
光り輝いて…夜は月の光を
跳ね返して周りを照らしてくれる…
澪
それに君の名前である「あやめ」は
花言葉がいくつかあって…
希望・愛・神秘的だったかな
正しくそれだよ 初めて出会った時から
そう思っていた
(なまえ)
あなた
澪
あ、ごめんつい夢中になっ…
(なまえ)
あなた
…っ
あやめは気付かぬうちに
目から涙がこぼれ落ちてきた
悲し涙以外生まれてから
流したことがなかったあやめにとって
初めての経験であり
少し混乱している
澪
ごめん…
なんか不味いこといっちゃった?
(なまえ)
あなた
違う…嬉しくて、ごめん、すぐ
止まるから
(なまえ)
あなた
…(初めて…こんなこと、
家族ですら言ってくれなかったのに
貴方は、それを…)
その後あやめは
目が腫れるまで泣いた
澪はなんとかあやめを元気づけようと
不得意な歌を歌ったり
不格好なダンスをしたりして
あやめのために沢山動いた
あやめはそれを見て笑い
澪は安堵して笑いお互いが
笑い続けたのだ
その日の夜
布団にあやめは寝転がりながら
何気ない風を装って澪に質問する
(なまえ)
あなた
ねぇ…澪
澪
…ん  どうしたの
(なまえ)
あなた
澪は元々この世界の住民だったの…?
澪
…どうして?
(なまえ)
あなた
私がこの世界に来た時
ここに来ちゃだめって
いってたじゃない?
なんでそれを知ってるのかなって
(なまえ)
あなた
それにやけにこの世界に詳しいし
澪
んー、まぁそんな所じゃないかな
(なまえ)
あなた
なにそれ はぐらかしてる?
澪
今はまだ言えないかな〜?
笑いながらあやめのおでこに
デコピンをする
(なまえ)
あなた
いったー(おでこをおさえて)
じゃあいつになったら教えてくれるの
澪
いつかね

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