LNside
しばらく経ったあと、そっとジソナの部屋の戸を開けた。
中をゆっくり覗き込む。
良かった。よく寝てる。
リスみたいで可愛いな…
部屋に静かに忍び込み、ジソナのベットの前に立つ。
じっとジソナの顔をのぞき込むと涙のあとがついていた。
俺は知ってるよ。ジソナが辛いこと。
ジソナが苦しんでること。
でもジソナは必死に隠そうとして。
ジソナは隠すのが上手だ。いつもそばにいる俺でも時々疑ったりした。
やっぱりジソナは元気だ。僕の勘違いだったのかな、って。
でも、こんなに泣いてるのを見たら、誰だって気づくよ。
ジソナ、教えて。
君を苦しめてるものを。
君の本物の笑顔を見たいから。
小声でつぶやいて、ジソナの頭をそっと撫でる。
必ず、君を助けてあげるから。
俺は、ジソナが心を許してくれるまで、ずっと待ってるから…
ぐっすりと眠るジソナに優しく微笑みかけて、部屋を後にした。
あぁ、懐かしいな。
ジソナと出会った日。
なんで今思い出すんだろ。
僕が弟を、求めたあの日…
☆☆☆
こういうの、言っちゃダメなのかな?
いいよね、別に。
あれ、驚いちゃった。
言わなきゃ良かった?
なぜ苦笑い?
やった…!
楽しみだなぁ…
どんな弟かな?
数週間後
弟まだかな〜
ピンポーン
弟来た!
お父さんの後ろから現れた小さな影。
可愛い。
見てるとドキドキするなあ
ジソナってなんか、リスみたい。
お母さんが急に呼んできた。
なんだろう…
ジソナ…可哀想…
ジソナが悲しくならないように、守ってあげなきゃ。
大丈夫だよ、心配しないでね、ジソナ。
☆☆☆
ジソナ…
今でもジソナは、実の親のことを引きずっているのだろうか。
それとも、学校で起こってたいじめのこととか?
でも、ジソナの小さい頃のこととかを考えると、きっと、今までのことから引き起こされた、精神的な問題かもな…
ジソナ、僕を頼って…
俺が今1番守ってあげたいのは、お前なんだ。
リビングのソファに座り、深いため息をつく。
じっと待て。
ジソナならきっと、頼ってくれるはずだから。
きっと…
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このお話のリノ様のお家がジソンちゃんを引き取れたのは、あらすじに書いてある通りリノ様の御一家が貴族家で金があったから、です。(無理ある)
個人的にはリノハンの幼少期は神だと思ってます。
あの二人可愛すぎる。
あの子たちのせいでショタコンになりそう(やめろ)
✋


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!