ここはあやかしの世界「かくりよ」。そこではあやかしたちが人間のように暮らし、生きていた。
そんなかくりよにいつも賑わっている甘味処がありました。その甘味処の名は「金木犀」
初めは名前も付けず営んでいたが「店主から金木犀の匂いがする」とあやかしのお客さんにそう言われそのまま甘味処の名前となった。
大人気な甘味処を営むのは18歳の人間の少女であった。
彼女はいつも通り常連さんの所へお菓子を持っていくと炎のように真っ赤な髪をしたあやかしに目を奪われたのです。
そんな彼と彼女の恋物語をお楽しみください。
ではいってらっしゃいませ…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。