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第21話

お見合い①
3,630
2023/10/22 13:53 更新
もしもし、あなたかしら?
(なまえ)
あなた
うん、私。
聞いて〜、とってもいい人がいるのよ〜。
(なまえ)
あなた
あれ、父は?
あの人は今屋敷にいるわよ〜。
なんだ、良い人って。
話が読めない。
でね、そのいい人をあなたに紹介したくてね〜。
(なまえ)
あなた
そのいい人って何?
ん?あなたのお見合い相手。








なん……だと……!?



















万年ぼっちの私にお見合い相手なんて紹介しないで欲しい。気まずすぎてしんどい。どうせ政略結婚とかさせようとか思ってるんだろう。わかってる。でも私はひとりでも生きていける。だから結婚しない。




絶対にな!!
ジョンハン
ジョンハン
主、悩みがあるんですか?
水を片手に、ジョンハンが隣に座ってきた。
ひと口ゆっくりと飲むジョンハンを横目に見ながら、私は口を開く。
(なまえ)
あなた
今日、お見合い相手が来るって。
ジョンハン
ジョンハン
ングブッ……!!
霧吹きのように、口内に含んだ水が勢いよく吹き出した。
イケメンの唾液の混ざった水なんて、この人のファンは喜んで舐めるだろうな。
ジョンハン
ジョンハン
失礼いたしました……!!
(なまえ)
あなた
いいよー。
自然乾燥させときゃいいのよ。
(なまえ)
あなた
昨日突然言われてさ。今日来るらしいの。だから、適当に相手して帰して、無理ですーって言おうかなって。
ジョンハン
ジョンハン
まだ高校生なのにお見合いですか……。
(なまえ)
あなた
政略結婚の為だろうね。私は大企業の社長の娘で、跡継ぎでもあるから、どこかの富豪の息子と結婚すれば、そこの一族は得する。
自分の利益しか興味のない奴と一緒になる気はない。化けの皮を剥いでやりたいところだけど、私は頭が回らないので上手く騙されそうでもある。
(なまえ)
あなた
知らない人と結婚なんて、絶対にやだ。独身でも生きていけるのに結婚する必要ないじゃん。
ジョンハン
ジョンハン
結婚したら、家庭が生まれます。自身の血が流れる子供を産めば、命の大切さを改めて知ることができます。自分で産まなくとも、施設からもらうこともできます。結婚していい事はたくさんありますよ。
(なまえ)
あなた
ジョンハンさんは結婚したいの?
ジョンハン
ジョンハン
俺は、主の召使い兼友達なので、結婚どころか恋愛をしている暇なんてないんですよ。
(なまえ)
あなた
すればいいのに。召使いなんてのはついでだし……。
ジョンハン
ジョンハン
今はいいです。
いいのかあ。
ジョンハン
ジョンハン
俺たちの存在はご両親はご存知でしょうか。
(なまえ)
あなた
え、知らないかも。
ジョンハン
ジョンハン
存じていないのに、屋敷に13人も男がいたら、ご両親は勘違いされるでしょうね。
(なまえ)
あなた
そうかもしれない……。
ジョンハン
ジョンハン
というわけで、我々の存在を知らせt
豪華な呼び鈴の音が、屋敷内に響き、ジョンハンの言葉を遮った。
チャン
チャン
僕が出まーす!
元気なチャンの声が聞こえた。
ジョンハン
ジョンハン
あ、ヤバい。
チャナ!!!ストップ!!!!
チャナ!!!!!
そんなジョンハンの大声は、チャンには聞こえなかったようだ。
重い扉が開く音が聞こえた。
どなた!?!?!?
ああ、伝える前に会ってしまったか………………。




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