＊リクエスト



.


他のチームが行っている間にペア決めをする私たち

ちょうど6人いるから2,2,2で別れられそうだけど、撮れ高を重視するホシオッパやブゥとかはそうはいかないみたいで、1人で行かせる人を決めようとか言っている

ホラーは苦手だから1人は嫌だなぁ……

チラリと横を見るとドギョムオッパも一緒の考えみたいで、大丈夫だよ、と私にだけ聞こえる大きさで呟きながら手を握ってくれた



MH｢なら、ヒョンが希望するチームはありますか？｣


HS｢本当にベストな選択｣



選択権はPDオッパに行ったみたいで、2人ずつでありますように、と心の中でお願いしながら返答を待つ



PD｢まず2つ選択肢をあげます。3,1,1,1｣


SC｢うわぁ、これはキツイな｣


DK｢とりあえずパス｣


SR｢ふふふㅋㅋㅋ｣


MH｢何人？何人？｣


PD｢2,2,2｣


SR｢！......あなた2,2,2がいいです！｣


DK｢僕も2,2,2が1番いいと思うよ｣


HS｢じゃぁ誰と誰がペアになるんだ？｣


JS｢レディーファーストでサラから決めよう｣


SC｢そうだな、サラから決めよ｣


SR｢…ハオくんがいいです｣



と言ったものの


──約10分後


.

.

.



SR｢はぁ......はぁ......っ｣



働かない頭を必死に動かして机の下に隠れた

ちょうど光が当たらなくて影にならないからしばらくは見つからないと思うけど



SR｢〜〜っ......こわい......っ｣（小声）



恐怖は限界に突破してるし、バクバクなってる心臓はそろそ破裂しちゃいそう 

必死に漏れそうな息を押し殺して、ずっと部屋の中をうろうろしている鬼さんの足音に意識を集中させる

ちょっとだけ選択間違えた……と後悔しながら 

ハオくんなら緩く一緒に探してくれそうだな〜と思っていたペア決めの時の自分に教えてあげたい

ハオくんのほうが驚かそうとしちゃってるって

鬼さんと立場逆転しちゃってるの！！！！