第53話

第51話 実感
550
2026/01/27 01:00 更新
あなたside
(なまえ)
あなた
…あの。
目黒蓮
…ん?
蓮さんの家へ入り、私は口を開いた。
(なまえ)
あなた
…美桜さんとはお話できましたか?
目黒蓮
…ううん。
話しておこうと思ったんだけど、
連絡しても既読無視で。
(なまえ)
あなた
そう…ですか。
少し驚いた。
蓮さんからの連絡なら、応えると思っていたから。

美桜さん自身も、
蓮さんを探してると言っていたし。
(なまえ)
あなた
…実家にはどう連絡をしたら?
目黒蓮
俺から連絡する。
俺から言えばきっと何も言ってこない。
目黒蓮
それに何かあっても、
今度は最初から俺がいるし。
そう目を見て言ってくれる。
私は必死に涙を堪えた。

初めてこんなことを言われた。
最初から私に味方なんて居ない。そう思っていた。

事実そうだったから。
昔から、私の傍には誰もいなくて孤独だった。
(なまえ)
あなた
蓮さん…。
目黒蓮
あなたが俺の過去を受け止めてくれたように、今度は俺があなたの過去を受け止めるよ。
(なまえ)
あなた
ありがとう…ございます。
目黒蓮
今日はもう寝よう。
元の部屋、まだ残ったままだから。
(なまえ)
あなた
…はい。
ガチャン🚪

部屋に入ると、懐かしい雰囲気が私を包む。
結構経ったと言うのに、埃ひとつ感じない。

いつも掃除してくれていたのだろうか。
そうじゃないと、使わない部屋なのに。

ベットに腰掛け、辺りを見渡す。
私の物以外は、全てそのままだった。

またここに来られてよかった。
そう思っている。けど、少し心がざわつく。

蓮さんの言葉が本当だとしても、
世間で見れば、私たちは偽物の夫婦。

それで世間を騙したのに、嘘はない。
(なまえ)
あなた
これからどうすれば…?
実家に話しても、認めて貰えない。
本当に好きで結婚するなんて、火に油。

ずっと私たちの離婚を祈ってたから。
本物の結婚なんて、またあの日みたいになるかも。
(なまえ)
あなた
…。
私は膝に置いた拳を強く握り、
頭を横に振った。

それでも、私はめげない。
だって、やっと一緒になれたから。

幸せになれる日が近づいているのだから。
これからはきっと大丈夫。大丈夫だから。
(なまえ)
あなた
……あ。
今田美桜
…あら。
翌日、私は足りないものを買い揃えていた時、
美桜さんを見つけた。

私たちは1度椅子に腰掛け、話をした。
今田美桜
それで?復縁したの?
(なまえ)
あなた
…どうしてそれを?
今田美桜
蓮からのメールよ。
『あなたに会ってくる。
だから最後に話がしたい。』って。
今田美桜
呼び捨ての時点で勘づいたわ。
蓮は本気なんだって。
(なまえ)
あなた
……。
今田美桜
…既読無視したのは、
ただ単に仕事が忙しかったの。
(なまえ)
あなた
…。
今田美桜
そんな目しなくても…笑
本当のことだから。
(なまえ)
あなた
…すみません。
今田美桜
…やっと気づいた。
いや、気づいてなかっただけね。
今田美桜
私と蓮の仲は、
もうとっくの昔に終わっていたのね。
今田美桜
なんかバカみたい。笑
何年も前のこと引きづって依存して…笑
今田美桜
…ごめんなさいね。
色々、私のせいで。
(なまえ)
あなた
…何をなされたか分かりませんが、
私たちはもう大丈夫です。
(なまえ)
あなた
私たちは、本物の夫婦ですから。
今田美桜
…やっぱり、蓮とお似合い。
でも、もし愛想つかされたりしたら、
遠慮なく蓮はもらうからね?
(なまえ)
あなた
それは…困ります。
今田美桜
…笑。
(なまえ)
あなた
……笑。
(なまえ)
あなた
では、私はこの辺りで。
そうして私は去った。
今田美桜
…おめでとう。蓮。
おめでとう。あなたさん。


𝐍𝐞𝐱𝐭➸



♡更新遅れてすみません💦

プリ小説オーディオドラマ