第50話

44話
1,398
2023/05/10 13:30
大寿
何度も何度も邪魔しやがって
テメェ、死ぬ覚悟できてんだろうな⁉︎
あなた
は?それはコッチの台詞だっての
二人はそう言い合うと

絡めている腕と反対の拳を同時に振り上げ……
??
やめてくれ!兄貴‼︎
その言葉に二人は

振り下ろそうとした拳をピタリと止める。
大寿
あ"…?
あなた
八戒…?
あなたは何か決意した顔をしている八戒に

嫌な予感を感じ眉を顰める。
八戒
あなたさんとタケミっちは関係ねぇだろ
だからもう辞めてくれ
大寿
……ハッカーイ
大寿
人にモノ頼む時は交換条件が必要だろ⁉︎
ちゃんと見合うモノを差し出せよ
大寿
じゃなきゃあ
俺は何を使ってでもコイツを潰す
大寿はニヤリと笑みを浮かべあなたを見る。
あなた
(カスが……)
あなた
八戒、私はそんなヤワじゃねぇ
だからこんな奴の言葉に
八戒
東卍、やめるよ…
あなた
八戒‼︎‼︎
大寿
……
あなたは八戒に怒鳴り大寿は静かに見つめる。
八戒
兄貴を支える為に、黒龍に入る
八戒
だからあなたさんとタケミっちには手を出さないでくれ!
八戒
交換条件だ!
あなた
……チッ…
八戒の言葉を聞いて腕の力を緩めた大寿に

あなたも悪態をつきながら力を抜いた。

そして未だに呆然としている武道の腕を掴み

立ち上がらせるとそのまま歩いて行く。
あなた
…ヒナ、帰るよ
八戒、黒龍の縄張り出るまで案内して
ヒナ
…はい……
八戒
………
大寿
許可してやる
最後の別れでもすませとけ
そう言う大寿の目は

明らかにあなたを見下していた。
八戒
……分かった
八戒はあなた達を連れて歩く。

暫く四人で歩いていると、武道が口を開いた。
タケミっち
ごめんな、八戒
俺のせいで東卍を…
タケミっち
それにあなたのニックネームさんにも迷惑を…
あなた
タケミチは悪くないよ、気にしないで
八戒
あなたさんの言う通りお前のせいじゃねぇ
前から決めてたんだ
八戒
それより、柚葉を庇ってくれてありがとな
八戒
びっくりしただろ?
黒龍の総長が俺の兄貴で
タケミっち
うん…
タケミっち
……ん?




一虎
“柴八戒、噂では金のために先代を殺して黒龍を乗っ取ったクソヤローだ”




タケミっち
(先代を殺す…ってことは八戒……)
八戒
俺、黒龍でやることがあるんだ
タケミっち
(まさか…っ……)
あなた
…バカなことだけはやめてね
八戒
うん、分かってるよ
あなたさん
タケミっち
(八戒が兄貴を殺すってことか…⁉︎)
その事実に武道はあなたに掴まれている拳を

硬く握りしめ下を向く。
あなた
……
あなた
…さて、ここからが東卍の縄張りかな?
八戒
うん、
あなた
よーし、じゃあタケミチとヒナは先に帰っててくれる?
タケミっち
え?
ヒナ
でも、あなたのニックネームさんは…?
あなた
んー
私はちょっと八戒とお話があるから
八戒
………
そら、さっさと帰った帰った!

と言ってあなたは二人の背を押す。

二人はそんなあなたに一度お辞儀をし

その場を後にした。
八戒
あなたさん、その話って…
あなた
八戒
八戒
……
あなた
いつまで、三ツ谷に嘘をつき続ける?
八戒
………え?
あなたの言葉に

八戒は目を見開き冷や汗を流した。
八戒
な、何で…
あなた
分かるよ
あなた
だって、弟が大切にしてるモンだから
八戒
!!!
あなた
どうしても足踏み入れて面倒見たくなるんだよねぇ
あなたは目を細め、優しい瞳で八戒を見つめる。

その瞳に八戒は下唇を噛み締める。
あなた
その嘘は、八戒、君自身も苦しめている
あなた
姉ちゃんを頼りなよ、八戒
八戒
あなた、さん……
八戒
俺は勇気が、ほしい…
本当に、家族を守れるように…
八戒
いつになるかは、分からないけど…
あなた
うん、何年でも待ってるよ
一粒の涙を零した八戒に

あなたは歯を見せてニコリと笑った。




















八戒くん、夢主さんならお喋りできますよぅ‼︎

理由はまぁ書けたら書きます‼︎😅

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