第9話

2度目の約束
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2021/03/20 11:00 更新
仮面を被った生活に、私は最近慣れてしまった。
それでも、偽りながら友達を続ける。
だって、あの時私は晴夏と約束した。
晴夏は、私のことを友達だと、ずっとずっと、何があっても友達だと微笑んでくれた。
だから、私も晴夏とまた同じ関係には戻れなくても。
時偶私を見る射抜くような冷たい視線も。
笑っているのは口だけで、目は見下すように嗤うあの顔も。


言葉を大事にするあの儚げな声も。





















全部全部、信じるって。




















あの時の晴夏がそうしてくれたみたいに、私も晴夏を、晴夏ちゃんを信じるって。








































そう、決めた。















山崎 有紀
晴夏ちゃん、私達ずっと友達だよ!
私の笑顔につられ、晴夏ちゃんも向日葵を咲かすように笑う。
海吉 晴夏
うん!勿論!ずっと、ずっと友達!
友達というしがらみに今は未だ、苛まれていたい。
だから、あの時と同じ約束を。

















_____2度目の約束を、2人でしよう。

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