第2話

「雷」りゅびこき
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2024/08/16 11:47 更新
※同棲中

幸輝side

今日はりゅーびが仕事やから、家にはおれひとりだけ。
することもないから、溜まってたドラマを観ることにした。

こうき
こうき
ほんとは2人で映画とか観たかったんやけど、仕事なら仕方ないもんな、、、
ドラマを観てたら、だんだん眠くなってきた。
こうき
こうき
最近忙しくてあんま寝れてなかったしな、、
おれはテレビを消して、ソファで少しだけ寝ることにした。
こうき
こうき
……ん?…あれ、もうこんな時間や
目を覚まして時計を見ると、もう19時を回っていた。
りゅーびはまだ帰ってきてない。
カーテンを閉めようと思って窓の外を見ると、いつの間にか大雨が降っていた。
ピカッ
こうき
こうき
ん?今光ったような…
そう思った瞬間、
ゴロゴロッ ドッカーン!!
こうき
こうき
…っ!!
物凄い音がして、地面が揺れた。
こうき
こうき
…かみなり…?
それが雷だと分かった途端、身体の震えが止まらなくなった。
おれは昔から雷が苦手で、一度震え出すと治まらない。
誰かがおれば安心できるんやけど、今はりゅーびもいないし、家にはおれひとり。
早く震えを止めたいのに、身体が言うことを聞かない。
ガチャ
しばらくうずくまっていると、玄関のドアが開く音がした。
たぶんりゅーびなんやけど、今は震えのせいで立つこともできない。
りゅうび
りゅうび
ただいま〜…え、こーき!?どうしたの?
おれの様子を見たりゅーびが近寄ってくる。
こうき
こうき
…っ、えと…かみなりが…こわい…
おれがそう言うと、りゅーびは優しくおれを抱きしめてくれた。
ギュッ
りゅうび
りゅうび
だいじょーぶ、俺がいるよ
こうき
こうき
…りゅーび…ありがと
その日から、雷が鳴ってる日はりゅーびが必ずおれに電話して、安心させてくれるようになった。

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