魔王は、手を突き出し
その魔法を放とうとした
瞬間
ネフィリムの拳が、再び魔王を吹き飛ばした
すると、再度ネフィリムは魔王に近づき殴ろうとした
だが
魔王の掌から、黒い闇が放たれる
それは、ネフィリムの身体に、一瞬で直撃
周囲の地面は衝撃により抉り取られた
ネフィリムも、これには堪えたかと、魔王が追撃しようとすると
ネフィリムは、魔王の懐に潜り込み
訳:舌噛んだ
ネフィリムの拳が、魔王に腹部を思い切り突き刺さる
魔王は、腹部を殴られた事により、強い吐き気と痛みに襲われた
ネフィリムは、足を振り上げ、そのかかとで魔王を攻撃しようと、思い切り足を振り下ろす
魔王がその魔法を発動すると、周囲は暗い闇に包まれ、両者の視界を奪う
魔王が身体を回復しようと、手を体に当てようとする
それすら、〖奴〗は許さない
ネフィリムが、魔王の横腹を蹴ろうと足を振り上げる
魔王は、この攻撃に対処できないかに思えた
しかしそれは、さっきまでの魔王の話である
魔王は、蹴られる場所を読み、その場所を防御した
その闇は、圧倒的な威力を誇る
魔王が出せる魔法の中で、現状、最も威力の高い技
その技に耐えれる物は、人間では恐らく、いない
しかしその魔法は、代償として、自分の体力をかなり消耗する
ネフィリムは、重症こそ負っていたが
まだ、余力を残していた
ネフィリムの拳が、魔王の身体を貫通した
ネフィリムは魔王に背を向けた
ゆっくりと、歩き、立ち去ろうとした
そして
そして
そして、、、
魔王の身体に空いた傷は、治癒されていた
魔王の魔力にあった無意識のリミッター
自分自身を制御するリミッター
それが今
外れた
魔王は、再度その技をネフィリムに放った
魔王は、ネフィリムに近づき、思い切り殴りかかった
ネフィリムは何とか避けたが、その魔王の拳には、何かが込められていた
そう、ネフィリムの強さの正体は、身体能力ではなく、魔法による強化
自身の肉体に魔法を込める、これは、魔法使いに対して有効な手段と化す
なぜなら、魔法使いは皆遠距離から攻撃することが大半であり
距離を詰められれば対処の方法が極めて少ないからである
魔王は、ネフィリムが神闇を避け飛び上がった所を、すぐに距離を詰め、その蹴りを放つ
ネフィリムは、なんとかそれを防御するが、威力を殺しきれず、地面に叩きつけられる
魔王の拳と
ネフィリムの拳が
交差し合う
その殴り合いは、周囲を巻き込む
吹き飛ばし、吹き飛ばされ
やがて、大都市へと2人の戦いの被害は侵食する
お互いの魔力が
密集する
この2人には今
相手の事しか、見えていない
魔王がその技を放った大都市は
滅びた
誰1人、残すこと無く
その情報は
世界に轟いた











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。