第6話

永遠の誇りを!
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2026/08/06 14:37 更新

(なまえ)
あなた
魔獣と悪魔、忠誠心が強いのはどっちだと思う?


em
そりゃ、魔獣でしょう。生まれながらの本能で、魔王様に仕えているのだから。





(なまえ)
あなた
残念、不正解。



em
…あれ、間違えましたか。


zm
魔獣は「魔王」に仕えるが、悪魔は尊敬したヤツについて行く。
zm
だから、悪魔の方が忠誠心は高い。
zm
そういうことが言いたいんやろ。知ってる。



(なまえ)
あなた
正解。賢いね。




em
まあ、たしかに。
em
魔獣は空っぽですし。
 

em
魔王に仕えているのだって本能だからだ。
em
野蛮と言われても仕方ない。




唇を噛み締める音が聞こえた。そこまで追い詰める気はなかった。少し反省させたかっただけ。


(なまえ)
あなた
お茶が冷めるぞ。早く飲め。


em
うるさいな…貴方が話しかけたくせに。



(なまえ)
あなた
君には千年間のことをたっぷり話してもらわないといけないようだ。



em
ええ、覚悟していましたから。





魔王様を喜ばせたかった。いつかあの人が起きた時、目の前に失われたと思っていた心臓があったら喜ぶと思った。


だからあの人が眠っている間、探し回った。


tn
あのお方の心臓はどこに。


…うるさい、死ね…




殺して。






tn
心臓の場所をこたえろ。


魔王側の異端者には見つからない場所さ!!





殺して。







tn
金ならやる。心臓を返せ。



そんなんで皇帝派が裏切るもんか!!



殺して。



殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して。

走って。走って、走ったのにダメだった。



50年前は、前前代の皇帝も殺した。

30年前は、前代を。


なのに、ダメだった。千年間こんなことを続けているのに。皇帝を殺しつづけても、1000年間!だれもあのお方の心臓の場所を吐いたりはしない。


皆最後に黄緑色のネックレスを掲げる。皇帝派は永遠だと満足した顔で笑いながら死んでいく。




tn
憎らしくて、たまらない。
俺がもっと賢かったら、俺がもっと強かったら、俺がもっとそばに居たら。そんなたらればはたらればでしかなかった。


そもそも1000年前、ひとりで魔王様を外に出していなければ。





心臓を奪われて横たわるあのお方を、俺が見つけていれば。




1000年間も眠らせ続けることはなかったかもしれない。





tn
醜い!醜い俺の魂よ。早く死んで浄化されろ…!!



tn
そしてその時はどうか、
tn
あのお方の心臓を奪ったヤツを道連れにしてください。



あぁどうか。
こんな俺の悪い望みが、



現実になりませんように。

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